そもそも睡眠の質とは?|深いだけじゃ不十分

睡眠の質を考える

睡眠の質が大事って言うけど何が質だかちゃんと分かってる?

深い睡眠をとることじゃないの?

睡眠の質=睡眠の深さだと思っている人が多いですが、実はそういうことではありません。

睡眠の質を高める具体的な方法についてはまた別のページで解説します。

今回はその前提となる睡眠の質とは何かを解説します。

レム/ノンレム睡眠のバランス

結論から言うとレム睡眠ノンレム睡眠のバランスがいい睡眠を良質な睡眠といいます。

一般に知られているような深い睡眠=良質な睡眠とは限らないということです。

その理由について以下で説明します。

レム睡眠

レム睡眠とはRapid Eye Movingの略で、眼球が高速で動くことからそう呼ばれています。

諸説ありますが目が動くのは夢を見ている間と言われています。

特に支離滅裂で突拍子もない内容であることが多く、起きた時にも記憶に残っていることが多いのが特徴です。

因みに実際に見てる夢にストーリー性はありません。

脳が勝手につじつまが合うように後から修正しているだけです。

ノンレム睡眠

ノンレム睡眠は眠りが深く身体の動きもほとんどない状態です。

睡眠の質とは無関係な豆知識ですが、実はノンレム睡眠でも夢を見ていることが分かっています。

ただレム睡眠時の夢に比べると、ほとんど覚えていることができないくらい平凡な内容だから起床後にほとんど見た記憶が残っていないのだとか。

当然覚えていることもあるので、夢を見ていたからといって浅い睡眠ばっかりだったとも言えないってことです。

90分周期はウソ

浅いレム睡眠のタイミングだと起きやすいのは事実です。

そしてレム睡眠とノンレム睡眠は90分周期で現れているから、90分の倍数で睡眠時間を設定するとスッキリ起きられる。

これは誰もが聞いたことあるテクニックですが、じつはこの理論は正しくありません

統計的に見て平均90分周期というだけで、個人差があります。

また同じ個人の睡眠でも序盤と終盤とではリズムが異なるため、常に90分周期とは限らないのです。

多くの人にとって適正な睡眠時間は6~8時間程度というのは事実。

眠りが浅くなったタイミングでアラームをかけてくれるタイプの目覚まし時計で、そのくらいの睡眠時間になるようセットするのが一番ズレのない起床方法です。

心拍、寝返り、音など、ものによって計測手法が異なるので色々試してみましょう。

最も正確と言われていてぼくも実感しているのは心拍で計測するタイプです。

質の高い睡眠とは?

レム睡眠とノンレム睡眠のどちらの方が重要ということはありません。

まず身体はどちらの睡眠でも休まっています。
レム睡眠とノンレム睡眠の違いは脳の覚醒具合で、それぞれに役割があります

記憶の分類

ノンレム睡眠では言語化できる記憶陳述記憶)の定着と不要(嫌)な記憶の消去が行われます。

陳述記憶は勉強したことなどが代表的です。

一方のレム睡眠は主に言語化できない記憶非陳述記憶)の定着が行われます。

具体的には身体の動きを伴う技能などで、運動や芸術といった能力の習得です。

レム睡眠ばかりでは勉強の記憶が定着しないし、嫌な記憶がいつまでも残ったりします。

逆にノンレム睡眠ばかりだと、スポーツなど手足を実際に動かす動作の練習がいつまでも実りません。

このことからレム睡眠とノンレム睡眠が双方バランスよく現れる睡眠を質の高い睡眠だと言えます。

まとめ

睡眠の質についてでした。

ノンレム睡眠が多いほど質の高い睡眠だと思っている人が非常に多いですが、レム睡眠にもれっきとした役割があり、両者のバランスがとれていないと質が高いとは言えません

また起床に関してよく知られた90分周期説も最近では否定されています。

睡眠の深さを計測して適切なタイミングでアラームをかけてくれるアプリの利用がオススメです。

そして質、バランスは寝てる本人には分からないので、それもトラッキングして結果を表示してくれる機能もあるといいでしょう。

睡眠の質を上げる具体的な方法については別のページで解説します。
てなとこで。

参考文献