ジムの種類と選び方【筋トレ初心者向け】後悔しやすい5つのポイント

ジムは効率的に筋肉をつけるのにもはや不可欠と言えます。
筋肉が大きくなる原理を理解すれば自重トレーニングで筋肥大は起こらないからです。

ホームジムという手があるなら自宅でもいいけどね!
フィットネスブームもあって店舗が山ほどあります。
いざジム通いを思い立ってもどこに入会するのがいいのか悩むところです。
「今なら入会金、手数料が無料!」なんて広告に踊らされて入ったはいいけどイメージと違う。
すぐに退会しようとしたら違約金が発生した、なんてことになる可能性もあります。
・ジム選びで注意すること
・ジムの種類とメリット、デメリット
これからジムを選ぶ方だけでなく、「今のジム失敗だったかな?」と乗り換えを考えてる方にも役立つはずです。
ジム通いの目的を明確に
一口にジムと言っても意外と種類があって、それぞれ特徴があります。
選ぶ基準を作るためにもジム通いをする目的を明確にしましょう。
本格的に筋肉を大きくしたい人もいれば、シェイプアップのための筋トレという人もいるはず。
また筋トレには正しい知識が必要なので、それを得る手段があるかも重要なポイント。
身近にトレーニングに詳しい人いて教えてもらえるのがコスパいいのでベストです。
しかし書籍などのメディアが充実してるので独学というのもアリ。

YouTubeは独学の内に入らないよ
ただ自己流で遠回りになる可能性があるので、なるべくならフォームの確認や客観的なアドバイスが貰える環境をオススメします。
ジム選びのポイント
ここからはさっそくジムを選ぶ時に見るべきポイントを紹介していきます。
紹介するポイントを確認するためにも、入会を考えているジムの見学は必須です。
初めての場所に行くのは腰が重くなりがちで、ついついネットのリサーチだけで決めてしまいがちですが、実感が重要。
雰囲気や対応は店舗によって異なるので、会社全体のレビューがいいからと言って、自分が行くところも同じとは限りません。
もう一度言いますが、入会前に見学は必須です。

必ず自分の目で確かめよう!
1.会費
会費はジムに通い続ける限り払うものなので、必要以上に高いコストになるのは避けたいところ。
後半で紹介するジムの形態によって大きく開きがあり、安いところなら3,000円程度、高いと数万円なんてところも。
第1条件を料金にしてしまうと選択肢をかなり狭めてしまいますが、高いほどいいというわけでもないことは押さえておきましょう。
大手のジムは頻繁に入会金無料キャンペーンを開催していますが、小さく以下のような注意書きがあることがほとんどです。
「1年以内に退会・休会する場合は違約金〇〇円(入会金相当)が発生します」
そういった点も事前に確認しておきましょう。
2.アクセス
ジムの立地、アクセスも大事なポイントです。
仕事でヘトヘトになった帰りの遠回りほど嫌気がさすものはありません。
最初はモチベーションが高くても、次第にジムから足が遠のきます。
職場や学校から自宅までの道のりからなるべくはみ出さずに通える立地が理想。
乗り換えで下車する駅も含めると選択肢は多くなるので、無理なくジムが見つかるはずです。
ただ休日のジム通いや職場の異動を考えると、自宅の近くに見つけるのがベストでしょう。
3.サポート
特に初心者のうちはトレーナーによるサポートが受けられるジムがオススメです。
筋トレは正しい知識そして正しいフォームを身に付けなければ効果がなく、ケガのリスクもあります。

何事も始めが肝心!
わからないことを気軽に聞けるようトレーナーによるサポートが充実しているかは大事なポイント。
ウォーミングアップの仕方
トレーニングの順番
器具の使い方
重さや回数
正しいフォーム
ジム内でのマナー
などなど…
いざジムに行くとわからないことだらけです。
サポートがテキトーなジムは、会員間でのトラブルの仲裁やマナー違反者への注意などにも心配があります。

やっすい時給でただ座ってるだけのバイトしかいないなんてとこも…
4.設備の充実
ジムの中身、設備の充実具合も確認しておきましょう。
女性ならシャワールームやパウダールームといった設備や全体的な清潔感も気になるところです。
会費が安い場合、器具が充実していない傾向があります。
自分のやりたいトレーニングができなかったり、器具待ちの列ができてしまってスムーズにトレーニングができない可能性が…。
待つのもストレスですが、待たれるのもかなりのストレスです。
自分のトレーニングに集中できる環境かどうかの確認は怠らないようにしましょう。
5.混雑具合
器具の充実とも関係することですが、会員数や混雑具合を把握するのも重要です。
コアタイムは必ず聞いておきましょう。

コアタイムは混雑が集中する時間帯のこと!
混雑を警戒する人は多いのでジム側も過少に申告することがあり、実際行ってみたら想像より多かったなんてこともあります。
違約金って盾もあるし、入ってしまえばこっちのものですからね。
やっぱり一番シンプルな方法は自分が通う時間帯に見学に行くことです。
多い少ないという表現はかなり曖昧なので、自分の目で見てどうかを判断するのがベスト。
ジムの種類
ジムの種類は初心者の視点から見ると大きく3つに分けられます。
パーソナルトレーニング
パーソナルトレーニングと言えばライザップや24/7workoutなどが有名です。
他にも個人で経営しているジムがいくつもありますが、だいたいは紹介制。
初心者にはつてがないので大手に絞られるでしょう。
パーソナルのメリット
・専属トレーナーで正しいフォームを身に付けられる
・声掛けなどのサポートでモチベーションアップ
・器具待ちがなくスムーズにトレーニングできる
・加圧など多様なトレーニング設備
パーソナルのデメリット
・会費がとても高い
・トレーナーとの相性が悪いとジム通いが苦痛に…効果も出にくい
パーソナルの使い方
正しい知識を身に付けるという点ではマンツーマンでアドバイスが貰えるパーソナルは非常に有効です。
しかしコストがネック。
導入をスムーズにするという目的に限って最初だけ通うという使い方がオススメです。
ただし筋トレのモチベーション維持をパーソナルのシステムと料金に頼るのはコスパが悪すぎます。
パーソナルじゃないと通い続けるか心配という人は始めない方がいいかもしれません。
トレーナー問題
トレーナーとの相性が心配な場合には、指名できるオプションがあるところもあります。
それだけ料金も高くなりますが、相性のいいトレーナーに固定できればデメリットを1つ解消できます。
安いパーソナルだと毎回トレーナーが変わるなんてことも。
信頼関係も築きにくいですし、毎回モチベーションが不安定になるので、パーソナルのメリットが活かせません。

やっぱ中途半端に高いのが一番良くない
総合フィットネスクラブ
総合フィットネスクラブは筋トレの器具だけでなく、プールやスタジオでのエクササイズレッスンなども開催するタイプのジムです。
コナミやNAS、ルネサンスなど様々な企業が展開していて、トレーニーの聖地ゴールドジムもこれ。
これで分かる通り、同じ分類でも筋トレ中心のところもあれば、有酸素運動などのシェイプアップ中心のところもあります。
総合フィットネスクラブのメリット
・器具以外の設備も充実
・店舗数が多くアクセスがいい
・(専属ではないが)トレーナーのアドバイスも貰える
総合フィットネスクラブのデメリット
・会員数が多い
・会費がやや高い(10,000~15,000円程度)
総合フィットネスクラブの使い方
総合フィットネスクラブの場合は特に自分の目的が明確になっていないと選ぶのに苦労します。
本格的に筋トレしたいならシェイプアップ向けのトレーニング設備では不十分です。
逆にシェイプアップ目的でゴールドジムに行くのはかなり場違い。
また会費もパーソナルほどではないにしろ、それなりの金額がかかります。
あれこれ設備が充実していると魅力的に見えますが、プールやサウナなど使わなくてもしっかり会費に含まれています。
自分の目的に合った必要最低限のレベルを見極め、ムダな会費を払わないよう注意が必要です。

いつか使いたくなるかもしれないじゃん

そう言ってる人は絶対に使わないよ
特化型ジム
特化型ジムはフィットネスブームをきっかけに急速に普及したジム形態で、基本的に筋トレに特化したものです。
JOYFITやエニタイムフィットネスなどの24時間営業の店舗がこの分類に当たります。
特化型ジムのメリット
・会費が安い(5,000~10,000円程度)
・仕事帰りの遅い時間にも利用できる
・全店舗利用可能というところが多く便利
特化型ジムのデメリット
・トレーナーが常駐していない
・会員数に対して器具が少ない
特化型ジムの使い方
紹介したジムの中では特化型ジムの会費が最安で、利便性も優れています。
店舗数もそれなりに確保していてアクセスも便利です。
ただその代わりに会員数も多く、相対的に器具が不足していて待ち時間が発生する可能性があります。
混雑を避けるなど工夫をしないとスムーズにトレーニングできないストレスを抱えることに…。
またトレーナーがいない時間もあるので、初心者は自己流でトレーニングせざるを得なくなります。
基本的には中~上級者向けのジムです。
それでいてマナーが悪い人が紛れ込んでいる確率は高く、そのトラブルの仲立ちもしてもらえません。

安いと客層もそれなりっていうのはジムも変わらず
番外編 公営体育施設
ここまで民間のジムを前提に紹介してきましたが、市区町村が運営する公営ジムも選択肢の1つです。
基本的に月会費制ではなく回数払いです。
料金は地域に寄りますが民間のビジター料金よりははるかにリーズナブル。
なので通う回数によっては民間ジムの月会費より安くあがることもあります。
ただし設備の充実度がネック。
ここはその地域の財政力にも依るので都会は民間ジムに引けを取らないレベルですが、過疎地は期待できません。
ただし地域の住民に限らず、誰でも利用できるところがほとんどです。
つまり設備が充実した他の地域の公営ジムにもトレーニングに行けるということ。
ふだんは住んでいる地域のジムを使い、休日には少し離れた都市部のジムに行くという使い分けもできます。

環境を変えるのは気分的にも筋肉的にもプラスだよ!
まとめ
ジム選びのポイントについてでした。
料金、アクセス、トレーナーのサポート、設備の充実と会員数が主なポイントです。
ネットの情報だけで決めるのではなく、必ず見学に行って自分の目でこれらのポイントを審査しましょう。
とはいえ1回入会したらそこと一生付き合わなければいけないわけではありません。
初心者の内だけパーソナルに通って、そこから特化型のジムに移行するといった使い分けもできます。
そもそも単純に合わなかったら変えればいいだけです。
考えるのに疲れてジム通いに挫折するくらいなら、とりあえず便利なところに通ってみるのもアリ。
早期退会の違約金にだけは注意しましょう。
てなとこで。
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