ジム選びで見るべきポイント|初心者にゴールドジムをオススメしない理由

引用元:ゴールドジム公式サイト https://www.goldsgym.jp/

ゴールドジムはフィットネスジムの代表格とも言える存在です。
名前が有名な上にフランチャイズも含めて各所に店舗があるので、「とりあえずゴールドジム」という初心者も結構います。
しかしこれはあまりオススメしません。
誤解のないように言っておくと、ゴールドジムは素晴らしいジムでることは確かで、ただ初心者向けではないということです。
このページでは、初心者がジムを選ぶ際に重視すべきポイントについて解説します。

このページでわかること

・ゴールドジムが初心者向けではない3つの理由
・ゴールドジム入会の都市伝説

オススメしない理由

結論から言ってしまうと、オススメしない理由はシンプルに会員のレベルが非常に高いことです。
決心を固めてしまう前に試しに一度見学に行ってみるのが良いでしょう。
普通に生活してたら滅多に見かけることのない、とんでもない筋肉お化けが凝縮されていて、そのレベルの高さに驚くことと思います。

そんな上級者だらけの環境は初心者には不向きです。
では何故周りのレベルが高いジムをオススメしないのか。その理由は以下の大きく3つです。

①ローテーション ②器具の使い方 ③見栄が出てしまう

オススメしない理由①ローテーション

有名ジムだけあって確かにゴールドジムの器具は充実してますが、それだけ会員も多くいます。
そして上級トレーニーの多くはダラダラとトレーニングをしません。
メニューだけでなくインターバルの時間も含めた総トレーニング時間のスケジュールを綿密に組んでいる人がほとんどです。

暗黙の了解であり明確なルールではありませんが、トレーニングのローテーションは決まっていて上手く器具のすみわけができています。
おおよそメニューの組み方は決まっていてセット数や時間なども予測できるものです。
そこで初心者がトリッキーな動きをしてしまうと正直かなり邪魔になってしまいます。
タイトなスケジュールを組む人ほど無計画なカットインにイラっとしてしまうものです。

さらにそんな目が気になって初心者自身もトレーニングに集中しづらくなってしまいます。
自分が使ってる器具をゴリゴリのマッチョが近くで順番待ちしてたら気が気じゃなくなってしまうでしょう。
せっかくのジム通いなのに周りの目を気にして満足にトレーニング出来ないのでは元も子もありません。
遠慮しないで伸び伸びトレーニング出来る環境の方が筋トレ生活の良いスタートになるでしょう。

ある程度トレーニングの慣習が身に付いてからの方が良いね

オススメしない理由②器具のガイド

ゴールドジムは有名ジムだけあって小さな店舗でも器具はかなり充実しています。
上級者にはありがたい限りですが、これまたあまり初心者向きではありません。

初心者のうちは正しい動作の軌道を身に付ける方が重要なので、マシンを利用したトレーニングが基本になります。

しかし店舗にもよりけりですが、バーベルやダンベルなどのフリーウェイトやケーブルマシンなどが充実している一方で、動作のガイドがあるマシンは少なめです。
動作の基本も身に付かない内からいきなりフリーウェイトに挑むのはかなり遠回りな筋トレになってしまいます。

最初からパーソナルとかでフォームを見てもらえるなら別だけどね!

また豊富な器具の種類も初心者にとっては逆効果になります。
シンプルにどれを使うべきか判断しかねるからです。
また似たような形の器具が複数並んでいますが、それぞれ狙うポイントが異なっています。
それぞれの細かい目的を把握していなければ効果的なトレーニングにならないばかりか、ケガにも繋がりかねません。
トレーニングの狙いや正しい使い方・動作の方法が解説されているジムから始めることをオススメします。

オススメしない理由③見栄

3つ目は周囲が上級者ばかりであることとフリーウェイトが多いことの双方に起因する問題です。
特に男性に多いと思いますが、初心者であってもプライドがあってつい見栄を張ってしまいます。
周りの上級者の目を意識して過剰な重量を無理に扱ってしまいがちです。
この無理な重量を扱うことの問題点は単にケガのリスクはあるだけではありません。

決まった動作での強度を高めていくという運動の動作特異性というものが存在します。
この影響で凄腕のピッチャーなのに野球以外のボールを投げさせると凡人並み、みたいなこともあるようです。

それの何が問題なの?

無理やり重いウェイトを扱うと乱れたフォームで挙上することになります。
それを続けていると運動の特異性が強化され、間違ったフォームでしか挙上できなくなってしまうのです。
間違ったフォームは利き手などに頼ったものであることが多く筋肉の左右差がついたり、そもそも肥大しなかったりもします。

大きな重量が扱えるようになっていますが、それは間違ったフォームにおいてのみです。
偏りを解消するためにクセを矯正すると、これまで挙がっていたはずの重量が扱えなくなるというケースはよくあります。
そのため確実に正確な動作ができる重量から再スタートしなければいけなくなってしまうのです。

ゴールドジムのレベルを表す都市伝説

ゴールドジムの会員はベンチプレス100㎏は挙げられるのが最低ラインという都市伝説があります。
「ライトなフィットネスクラブから修行して出直せ」って扱いをされるなんていう話もあるほどです。

全員が全員こんなこと思ってるわけじゃないけどね!あくまで喩え…だと思うよ?そう信じたいところ

さすがに直接言われることはないですが、「火のないところに煙は立たない」とも言えます。
確かに言葉を体現するが如く、ゴールドジムでベンチプレスを軽い重量でやってる人はほとんど見かけませんね。
もちろんベンチプレスに限らずみんな凄い重量でトレーニングしてます。

そもそもウェイトリフターでもない限り筋トレの重量はさほど重要ではないのですが、会員が内心で思っている「初心者お断り」を間接的に伝えているとも考えられます。
いずれにしてもあまり初心者向きのジムではないということです。
ジムを選ぶポイントについては別のページで解説するので、そちらも併せてご覧ください。

まとめ

初心者にゴールドジムをオススメしない理由について解説しました。
その理由はシンプルに周りのレベルが極端に高いということです。
自分と周りの経験のギャップによって周囲に迷惑になるだけでなく、自分のトレーニング効率を落とすことにもなります
ジムのステータスよりも器具の使い方や動作のフォームを聞きながら自分のペースで伸び伸びトレーニング出来ることの方が重要です。

誤解の無いように言っておきますが、全ての上級者がマウンティングをしているわけではありません。
一部にはそういう人もいるかもしれませんが、元はみんな初心者であり誰もが通る道なので、そこまで風当たりは強くありません。
ただ自分のペースやルーティンが乱れるのが嫌で初心者には来てほしくないと思ってるだけだと思います。
上達してきてジムルールにも慣れたところで初めてゴールドジムを訪れてみましょう。
てなとこで。