【レビュー】BSNシンサプロテインクリスプの5フレーバー

プロテインバーはタンパク質を気軽に補給できるだけでなく、厳しい節制をしているトレーニーにとってオアシスでもあります。

ところでBSNシンサのプロテインクリスプバーをご存知でしょうか?
日本のメーカーやマイプロテインが有名ですが、実は隠れた人気メーカーなんです。

他の商品と比べるとややお高いのでなかなか手が出せませんでしたが、試してみたらホントに美味しかったので、ここで各フレーバーを紹介します。

サイトにもよりますが、12本入りでだいたい3,000円~4,000円前後。
1本あたりおよそ300円くらいということです。

他のに比べるとかなり高級だよね

シンサプロテインバーの全般の印象

クリスプタイプでやや大きめの大豆パフをチョコレートで固めた感じのプロテインバー。

粒を固めた感じというとマイプロテインのフラップジャックにも似ていますが、それよりパフの食感がサクサクしていて、香ばしさを感じます。

固め具合は程よく、手でも折れるくらいの柔らかさです。

ほとんどのプロテインバーのタンパク質源は大豆パフやホエイのみです。

しかしこのシンサはホエイ、大豆以外に卵白やアーモンドなど複数のタンパク質源が含まれています。

そしてグルテンフリーなのも健康志向なトレーニーには嬉しいポイント。

他のプロテインバーより値段がお高めなのも納得です。

早速それぞれのフレーバーのレビューを紹介していきます。

いろいろな種類があるので試したものから順次って感じです。

チョコレートクランチ

プロテインでも定番のチョコレート味から紹介します。

海外製ですが味は甘すぎることはなく、結構控えめです。
ただ海外製のチョコレートにありがちな何とも言えない感じが後味には残ります。

パフの香ばしさがあるおかげでチョコレートの甘さが抑えられているので、甘すぎるチョコレートが苦手な人にもオススメです。
初めて食べたのがこのフレーバーでしたが、最初の感動を含めてもこの評価。

ぼくは海外製のチョコのなんとも言えない風味が苦手なのであまり推しはしません。

栄養成分・PFC

チョコレートクランチ味の重さは1本あたり57gで、栄養素はこんな感じです。

タンパク質:20g
糖質:23g
脂質:7g(うち5gが飽和脂肪酸)
塩分200㎎
カロリー:230kcal

甘さが控えられてるように感じるのは塩分量がそれなりにあることも影響しているかもしれませんね。

タンパク質補給を目的とした1回の間食として20gはちょうどいい水準です。
やや糖質が多いことと不飽和脂肪酸が気になるところですが、他のプロテインバーもこのレベル。

ただ砂糖はたった2gです。
これしか入ってなくてこの甘みがあるのは逆に恐ろしい(笑)。

タンパク質が入ってるからと食べ過ぎれば、絞りは難しくなります。

ピーナッツバタークランチ

続いてはピーナッツバタークランチ味です。
あまりないフレーバーなので一目見た時から期待が高まっていました。

見た目から何だか美味しそうな雰囲気が漂っています。

ピーナッツバター風味のチョコレートが上には斜め掛け、下半分はしっかりコーティングされています。

味は…期待通りでした。
ぼくが個人的にナッツ系の味が好きだというのもありますが、これは海外製の悪いところが全くと言っていいほど出ていません。

ピーナッツバター味のチョコレートがメインですが、チョコレートクランチと同様、甘さは控えめ。
さらにシンサ特有の塩気のお陰でナッツそのもの感もかなり再現されています。

非常に美味しく飽きは来にくそうですが、やはりピーナッツバターベースなので甘みが少しずつ気になってくるかもしれません。

栄養成分・PFC

ピーナッツバタークランチ味は1本56gで、栄養素はこんな感じです。

タンパク質:20g
糖質:22g
脂質:7g(うち3.5gが飽和脂肪酸)
塩分210㎎
カロリー:230kcal

フレーバーによってそこまで大きく栄養素は変わりませんが、糖質と飽和脂肪酸がチョコレートクランチ味より少ないのがポイントです。

砂糖は4gだけ

その一方でナッツの塩気の再現のためもあってか、塩分相当量はやや多くなっています。

ソルテッドトフィープレッツェル味

プレッツェル味とはこれまた珍しいフレーバー。
塩気で甘みがほどよく抑えられてるのがシンサのプロテインバーの特徴ですが、ここまで塩味を強調しているのも珍しいですね。

チョコレートソースまで白い真っ白なバーです。

折ってみるとこんな感じ。
プレッツェル自体そもそも甘みがないですが、どんな味に仕上がっているのか気になります。

ピーナッツバタークランチに引き続き、このプレッツェルも期待通りでした。
フレーバーから予想できた通り、これまで紹介した中で一番甘みが薄く、個人的にはベストです。
メープルっぽい香りと甘みをうっすら感じますが、その後はプレッツェルのようにシンプルな味わいになってます。
食べ続けても飽きが来ないという点ではこれがベストではないかと思います。

栄養成分・PFC

ソルテッドトフィープレッツェル味は1本57gで、栄養素はこんな感じです。

タンパク質:20g
糖質:24g
脂質:7g(うち4.5gが飽和脂肪酸)
塩分260㎎
カロリー:240kcal

タンパク質は変わらず20gで間食としては申しぶんありません。
やはり塩味を強調してるだけあって塩分相当量はこれまでの中でダントツの多さです。
そしてこっそり糖質も多いということで、カロリーもちょっとだけ高くなっています。

ただし砂糖は4gだけ

ただ本当に美味しいので、食事で調整してでも食べたいと思えるフレーバーです。

バニラマシュマロ味

マシュマロ味というのもめったに見かけない味です。
中身はこんな感じ。

どんな味なのか気になるところです。
こちらは本家から想像するに塩味よりも甘みを強調した感じの予感がします。

味ですが…うーん、可もなく不可もなくといった感じです。
そもそもマシュマロ自体がパッとしない味なので仕方ないですが、いまいちピンとこない味でした。
レビューするのが難しいというのが正直な感想です。

ホワイトチョコレートに近い味ですが、そこまで甘みも強くないのでホワイトチョコが甘すぎて食べられないという人でもイケそうです。
変わったフレーバーで期待は高まるものの、再現性が低くてただ甘いだけというのは海外製あるあるですね。

栄養成分・PFC

バニラマシュマロ味は1本56gで、栄養素はこんな感じです。

タンパク質:20g
糖質:23g
脂質:6g(うち4.5gが飽和脂肪酸)
塩分180㎎
カロリー:240kcal

栄養素はなかなか優秀です。
脂質と塩分が少ないので、身体づくりを邪魔しにくいという点ではベストかと。
さらに砂糖の含有量がたった2g。
他のフレーバーも4gとかなり健闘していますが、このフレーバーがダントツです。
これを見て思うのは、美味しいものは脂質と砂糖が多いということ。

Amazonではバニラマシュマロ味の取り扱いがないので、お試し用のアソートを参考に紹介しました。
他のサイトでは今のところ取り扱いはあるようですがレアフレーバーになりつつあります。

モカラテ味

ス〇バのようなコーヒー系のフレーバーのバリエーションは最近プロテインでは増えつつあります。
ただプロテインバーとなるとまだまだチョコが主流で、コーヒーはけっこう珍しい部類です。

ベースは白ですが、薄茶色でコーヒー牛乳のような色味

ぽつぽつとコーヒーらしき濃い茶色の粉末が含まれているのが見えます。
さて再現性はどの程度なのでしょうか?

袋を開けたところからカフェオレの香りが漂います。
ブレ〇ディのようなインスタントのカフェオレの袋を開封した時のあの香りのまんま。

食感は安定のクリスプのサクサクでチョコの柔らかさとのバランスがベストです。

そして甘さ一辺倒かと思いきや、以外にもコーヒーの苦みがけっこう前面に出てきます。
チョコレートソースがミルクの甘みを出し、本体に散りばめられた茶色のチップがコーヒーフレーバーの苦みという役割分担があるようです。

甘さオンリーが苦手なぼくとしては非常に美味しいと思いました。
後味もかなりブレン〇ィのそれです。

栄養成分・PFC

モカラテ味は1本56gで栄養素はこんな感じです。

タンパク質:20g
糖質:23g
脂質:6g(うち5gが飽和脂肪酸)
塩分170㎎
カロリー:230kcal

美味しいので栄養素でマイナスがあると予想していましたが、むしろかなり優秀な部類だです。
脂質に含まれる飽和脂肪酸の量がシンサの中では多い部類ですが、塩分相当量がダントツで低い。
そして糖質23gのうち砂糖はたった2gとメーカーの中での最低水準です。
「美味しいものは良くないもの」という認識がすぐに覆されることになりました。

FASCLE.com的ベスト

ぼくがシンサのプロテインクリスプバーで一番オススメするフレーバーを最後に紹介します。
レビューの褒めちぎりからも分かる通り、味・栄養素のバランスで言って「モカラテ味」がベストです。

栄養素は若干の難ありですが、味の評価は「ソルテッドトフィープレッツェル味」も負けていません。

甘みが多少あった方がいいという人には「ピーナッツバタークランチ味」をおススメします。

一番オススメしないのは「チョコレートクランチ味」です。
どこのメーカーでもありますし、海外チョコレートの風味が後半に抜けてくる感じを考えると、ここまでの値段を出して買うのはもったいない。
これに尽きます。

1位 モカラテ味
2位 ソルテッドトフィープレッツェル味
3位 ピーナッツバタークランチ味

最下位 チョコレートクランチ味

まとめ

高級プロテインバー、シンサのプロテインクリスプの各フレーバーを紹介しました。
高いだけあって栄養価や成分(タンパク質の種類)も優秀で、ただ美味しいだけではありません。

そして56~57gとボリュームもあるので1本で十分な満足感が得られ、しかもそれがけっこう長い間持続するのでとてもいい間食。

海外製らしく変り種フレーバーがたくさんあります。
主要な通販サイトで扱っているフレーバーはここで紹介したもので全部です。
ただ実はここに紹介していないものもいくつかあります。

また新しいフレーバーを試してみたら追記していきますが、チョコミントだけは結果が見えているので、すみませんが更新予定はありません。
何かのきっかけで気の迷いが生じれば食べてみるかもしれません。
チョコミント味をレビューしてたらその時は恐らく病んでいたんだと思います(笑)

今のところ個人的にベストなのはモカラテ味です。

高いので失敗するとダメージが大きいですので、迷った人はとりあえずこれから試してみてください。

間違っても無難だからってだけでチョコレートクランチ味を買うことがないように!

食べ続けることを想定した場合の感想も入れましたが、この高級感を毎日食べるのはあまり現実的ではないので、気にしなくてもいいかもしれません。
たまのご褒美的な位置づけがベストですね。
てなとこで。