筋トレのパワーアップに効果的|トレーニングベルトの選び方・ポイント5つ
トレーニングベルトは筋トレのパフォーマンスを最大化するキーになるトレーニングギアです。
ベルトの効果について詳しくは別のページで解説しています。
ベルトと一口に言っても様々な種類があり、それぞれに一長一短あります。
このページではトレーニングベルトを選ぶ時のポイントについて解説します。
ポイントは以下のとおりです。
①ベルトの素材 ②留め方 ③ベルト幅 ④ウエストサイズ ⑤ブランド
1 トレーニングベルトの素材で選ぶ
トレーニングベルトを選ぶ時、最初に見るポイントがベルトの素材です。
主要な素材は以下の2種類になります。
①レザー ②ナイロン
1-1 レザーベルトのメリット
レザーベルトのメリットは主に以下の3点です。
①伸縮性がない ②強度が高い ③選択肢が多い
ベルトの最大の目的は、外からの締め付けによって腹内圧を高めることです。
伸縮性があると抵抗が弱くなり、最大限に腹内圧を高めることが出来なくなってしまいます。
革製のベルトは伸び縮みがほとんどないので、動作中に腹内圧が緩んでしまうということはほぼありません。
またベルトには腹内圧や身体の屈曲、汗などの汚れによって結構なダメージが加わります。
強度が低いと劣化によってすぐに使えなくなってしまいますが、レザーはそうしたダメージに対する耐久性が高いのが利点です。
そしてレザーはベルトでも昔からある素材なので、それだけ商品の種類も豊富です。
選択肢が多いので、自分に合ったサイズなどを選びやすくなります。
1-2 レザーベルトのデメリット
一方でレザーベルトのデメリットには以下のようなものがあります。
①フィット感 ②コスト ③手入れ ④バリエーション
レザータイプのトレーニングベルトの場合、ベルト穴にピンをさして留めるタイプが主流です。
そのため細かい調整が難しく、どうしても完璧なフィットにはなりません。
買ったばかりのベルトって硬いからそういうストレスもあるね
またレザーはどうしても値段が高くなります。
後に紹介するナイロンに比べると、加工にコストがかかるからです。
レザーは水に弱い素材なので簡単にケアできないという問題もあります。
汗も劣化を進ませるので、そのまま放置はNGです。
アルコールスプレーなどを使ってすぐに拭き取るようにしましょう。
そしてカラーバリエーションの少なさも一応レザーベルトのデメリットです。
黒や茶色など武骨なイメージのカラーが多く、特に女性には気になるところでしょう。
少しずつレザーでもデザインとかカラーのバリエーション増えてるけどね
1-3 ナイロン製ベルトのメリット
ナイロン製のベルトのメリットは以下の4つです。
①コスト ②軽量 ③サイズ ④デザイン
ナイロン製品のベルトはレザーベルトに比べると値段が安いものが多いです。
まずはお試しという感じで導入するのに適した価格になっています。
またレザーよりも軽くかつ折り畳みがしやすいのもメリットです。
仕事終わりにジムに直行という人でもレザーベルトほど荷物の量が気にならないと思います。
そしてナイロンベルトのサイズ展開の多さも有効にベルトを使う上で重要なポイントです。
ブカブカでは全く腹内圧は高まりません。
特に小柄な男性や女性にとってはXSサイズくらいまであると助かります。
レザーに比べると硬くなくてフィットさせやすいのもメリットだね
そして染色や加工のしやすさから、カラーやデザインのバリエーションがレザーより格段に多いのも特徴です。
男性で拘る人は少ないかもしれませんが、女性にとっては重要なポイントになるでしょう。
洗いやすいっていうのもけっこう大事なポイントだよね
1-4 ナイロン製ベルトのデメリット
ナイロン製ベルトのデメリットは以下の2つです。
①伸縮性がある ②強度がやや低い
ナイロン製のベルトはレザーベルトに比べると伸縮性があります。
めちゃめちゃ伸びるわけじゃありませんが、腹内圧を高めたい時に緩んでしまう可能性が高くなります。
レザーに比べるとちょっと腹内圧が抜けた感じがするかも…
そしてナイロン製ベルトは強度の問題もあります。
レザーベルトのとこでも解説したとおり、ベルトには相当な負荷がかかります。
洗濯するなら尚更です。
価格が安いのが魅力ですが、ほつれや破れなどの劣化が早いせいで買い替えの頻度が高くなってしまうかもしれません。
そうなるとかえってコストが高くなってしまいます。
1-5 素材ごとの特徴
以上のレザーベルトとナイロンベルトの特徴をまとめると以下のようになります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
レザー | ①伸縮性がない ②強度が高い ③選択肢が多い | ①フィット感 ②コスト ③手入れ ④バリエーション |
ナイロン | ①コスト ②軽量 ③サイズ ④デザイン | ①伸縮性がある ②強度がやや低い |
2 ベルトの留め方で選ぶ
ベルトと言うと普段着で使うピンを穴にさすタイプがまず思い付くでしょう。
トレーニングベルトの場合はこれ以外に大きく2種類、全部で3パターンあります。
①ピンタイプ ②マジックテープ ③レバーアクション
ベルトのホールド力に大きく関係する部分なので、どのタイプの違いはけっこう重要なポイントです。
2-1 ピンタイプのベルトの特徴
ピンタイプは一般的なベルトと同じ、ピンをベルト穴に通すやつです。
主にレザーベルトがこのタイプになります。
レザーベルトがメインなのでホールド力が高く、外れる心配もありません。
ただ穴の間隔が既定なので、細かい調整がしにくいのが難点です。
因みにピン一本と二本があるけどホールド力には特に差はないよ
2-2 マジックテープタイプのベルトの特徴
マジックテープも一般的なので、特に説明は必要ありませんね。
広い範囲にマジックテープが貼られているので、細かいフィッティングがしやすいのが主なメリットです。
基本的にナイロン製ベルトだから値段が安いってのもあるね
ただしナイロン製のため本体の劣化が早いだけでなく、マジックテープ自体の接着力も低下していきます。
こういう点でも長期で見た時のコスパが悪いかもしれません。
2-3 レバーアクションタイプのベルトの特徴
レバーアクションタイプはなかなか言葉だと説明しにくい形式のものです。
(因みにトップの画像がちょうどレバーアクションタイプです。)
金属製のレバーがフロントについていて、それを倒すだけでロックがかかります。
ワンタッチでセットできるので、着脱が非常に簡単でインターバルとセットの切り替えもスムーズです。
またホールド力も高く、腹内圧を安定して高められます。
ただしロック機構の位置の調整にやや手間がかかります。
またデザインがかなりゴツいので、オシャレフィットネス系の人には向かないかもしれません。
あとレザータイプ以上に荷物が重くなるね
3 ベルト幅で選ぶ
肋骨や骨盤に干渉しないように、身体に合ったサイズのベルトを選ぶ必要があります。
ただしここで言うベルト幅とはベルトの種類のことです。
代表的なベルトのタイプとして以下の2つがあります。
①レギュラーベルト ②パワーベルト
3-1 レギュラーベルトの特徴
レギュラーベルトとは腰に当たる部分だけ幅が広くなっていて、お腹に当たる部分は細くなっています。
これがトレーニングベルトの標準的なタイプです。
お腹の部分の可動制限が少ないため、幅広い種目で使用できるのがメリットです。
腹内圧を高める効果もありますが、次に紹介するパワーベルトに比べると劣ります。
3-2 パワーベルトの特徴
パワーベルトとは腰部だけじゃなく、お腹の部分までベルト幅が広いタイプです。
一周ぐるりと同じ幅なので、見た目の印象は腹巻きのような感じになります。
お腹のサポートが強いので体幹の安定感が高まり、腹内圧も高めやすくなります。
一方でホールド力の代償として可動範囲が狭まるので、使用が適さない種目もレギュラーベルトより多いのがデメリットです。
身体を折ったり倒したりする種目はかなりキツイね…
4 ウエストサイズでベルトを選ぶ
ぴったりフィットさせることで効果を発揮するトレーニングギアなので、サイズが重要なのは言うまでもありません。
ウエストのサイズは最小から最大まで記載されています。
サイズ幅の中間が自分のウエストサイズに一致するものを選びましょう。
ただし過度に脂肪がついている場合は、減量によって大幅にウエストサイズが落ちる可能性があります。
そういう場合は最大サイズ寄りをウエストに合わせてください。
筋トレでウエストが太くなることは考えなくていいの?
腹筋を鍛えることでウエストサイズがアップすると考える人もいますが、実際にはほとんど増えません。
腹筋は非常に薄い筋肉で、鍛えてもさほど肥大しないからです。
ウエストが増えたとしたら体脂肪が増えてる可能性が高いね
5 ブランドでベルトを選ぶ
あまり重要なポイントではありませんが、トレーニングベルトには有名なブランドがいくつかあります。
質の担保という点ではそうしたブランドネームで選ぶというのも1つの手でしょう。
Schiek
ナイロン製のトレーニングベルトが有名なブランドです。
サイズの幅とカラーバリエーションが豊富なので、自分にあったベルトを選びやすいと思います。
SBD
レバーアクションタイプのベルトが有名なブランドです。
レバーアクションはチープだとすぐに破損してしまうので、それなりに定評のあるブランドを選択する必要があります。
ゴールドジム
トレーニングギアやサプリメントにもけっこう定評があります。
ゴールドジムのレザーベルトはダブルレザー(2枚重ね)で、強度が高められてるのが特徴です。
その他にはHarbinger(ハービンジャー)、GASP(ガスパリ)、EasyJoyなどもそこそこ名前が知られています。
ガスパリはビッグヒデが愛用してることでも有名だね!
まあ個人的にはブランドにはそこまで拘る必要はないと思ってる
まとめ
トレーニングベルトの選び方について解説しました。
ベルトを選ぶ時のポイントは以下の通りです。
①ベルトの素材 ②留め方 ③ベルト幅 ④ウエストサイズ ⑤ブランド
ブランドについてはさほど重要性は高くありませんが、その他の①~④はトレーニングの質に大きく関係します。
ネットで買い物するのが主流ですが、なるべく実店舗で確認するようにしましょう。
個人的にはレザーのレギュラーベルトという最もオーソドックスなパターンがオススメで、実際にそれを使っています。
まだレザーが硬くお腹に支えることもありますが、トレーニングパフォーマンス的には問題なさそうです。
皆さんもまずはベーシックなものから入って、買い替えのタイミングで新しい種類に挑戦してみることをオススメします。
ジムでベルトをレンタルしてみて色々なパターンを試してみるのも良いでしょう。
てなとこで。
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