【投資するならコレ】投資信託より先に「健康」にお金をかけるべき理由|投資効果絶大

資産形成を進めていく上で投資が不可欠というのは、マネーリテラシーの高い現代人に取ってはもはや常識中の常識の事実です。
特に凡人こそ投資をしていなければ、増税・インフレ・給料減などで生活はどんどん苦しくなっていきます。

投資と言うと金融投資が直感的にイメージしやすいですが、それに加えて自分自身の人的資本を強化するための自己投資も欠かせません。
とは言えいわゆる知識習得やスキルアップ、資格取得などありがちな自己投資はあまりオススメはしないってのが個人的な見解です。

目的に対して直接的じゃないし、そもそも行動に紐づく人が少ないからね

そんな感じで有効な自己投資と呼べるモノはそこまで多くないのが現実ですが、そんな中で個人的に資産形成に効果バツグンでオススメしたい投資対象があります。
それが「健康」への投資です。

「健康とお金の関係」と言うと直感的に何となく「こういうことっしょ?」って思いつく理由が1つ2つあると思いますが、今回は4つの側面で健康への投資を推したいと思います。

お金との関係において軽視しちゃうとデカすぎる盲点だよ

・「健康に気を使わなければ…」と思いつつもできていない人
・頑張ってるけど節約がなかなか捗らない人

どちらにとってもプラスのキッカケになる内容になっていると思います。

理由1 不健康に付随するムダ金

スタートは最も直感的なところからで、不健康によって余計な支出が発生するという理由です。
人より余計にお金を払っていれば、仮により多くのお金を稼いでいたとしても貯金や資産形成は思うようには進みません。

ムダなお金を使わない。これほど単純で難しいことはない。

不健康に関係するムダ金は大きく分けて、「①不健康によって発生するお金」と「②不健康になるためのお金」の2つがあります。

1-1 不健康になることでかかるお金

健康とムダなお金の代表と言えば、体調不良や病気による医療費や薬代などのコストでしょう。
傾向的に年を取るごとに医療費は増えていく一方なので、若いうちからお金がかかってる人は将来かなり悲惨な支出額になると予想されます。

普通に生活してるだけでも身体は緩やかに劣化してくからね

薬の服用それ自体も肝臓を始めとした身体の負担になるので、不健康な生活をしてる人は何重にも身体を壊していくことになります。

生命保険なども不健康に付随するムダなコストです。
健康であれば不安を煽られようと必要とは思えませんが、不健康だと加入することが合理的かのように錯覚してしまい、ムダ金の代表を払うことになります。

これまた常識だけど高額療養費制度で十分だからね

先進医療とか特殊な治療受ける人そんないないしね

1-2 不健康になるためにかかるお金

また妙な話ですが、不健康になるために・・・・・・・・・も余計なお金がかかっています。
最も分かりやすい例は酒やタバコで、ただただ不健康に向かって大金を払い続けてるだけのものです。

最近は酒・タバコをやる人はかなり少なくなりつつあるけどね

そんな中で万人に共通するのが食事です。
健康のためには食事の内容と量の両面に気を遣う必要があります。

健康になりたければ加工食品やジャンクフードはなるべく避けて自炊をするのが基本です。
出来合いの食べ物は割高なので、これを避けるだけでも余計な支出をかなり削減できます。

自炊をする上でも塩分や油分の多い余計な調味料を使わず、なるべくシンプルな味付けにすることも必要です。
調理がシンプルになることでお金だけでなく手間もかからないので、経済的な自炊を継続しやすくなります。

あんまり複雑だと忙しさとかめんどくささで挫折しちゃうからね…

また健康的な食事を意識するのであれば、食べる量を減らすことも重要です。
健康のためには何か特殊なスーパーフードを食べるのではなく、シンプルに食べないことが根本的かつ効果的な対策になります。

整理したいなら収納BOXを買うよりモノを捨てろってのと同じこと

食べる量が減れば当然ながら食費も安くなるね

理由2 お金の判断を正常に行う

不健康にしていると判断力が低下していくので、それによってムダな出費が増えていくことになります。
「貧すれば鈍する」は有名ですが、その逆の「鈍すれば貧する」も成立します。
お金が足りなくなると判断が鈍り、判断が鈍ることでお金を失っていくってことです。

悲惨すぎる悪循環だね…

判断力が落ちることによって心理学や脳科学をフル活用したマーケティング戦略に踊らされてしまいます。
また自制心も弱まるので、物欲などを抑え込むことも出来ず、浪費に走るリスクも高まります。

不健康によって正常な判断ができなくなってることを自覚できてる人は少ないと思います。
異常であることを認識するには正常な状態を知る必要があり、正常時のコンディションを知らない人が多いからです。

不健康な生活が当たり前になってる人が大多数だからね

健康の重要性に目覚めるまでは、ぼくも当たり前のようにジャンクフードを食べたり寝不足をしたりしてました。
霧がかかったような曇った視界で生活していたんだと気付けたのはこれらを辞めた時です。

脳機能が落ちて曇ったような思考状態をブレインフォグって言うよ

健康を最優先にしてる今でも、たまに夜遊びで寝不足になったり、付き合いで外食したりしますが、そうすると翌日は顕著に頭の働きが悪くなります。
それだけ健康が脳機能や判断力などに与える影響は大きいってことです。

自分がマイナス圏にいることに気付かず、それを当たり前として生活を続けていると思考と経済状態は悪化の一途をたどって行きます。
ぼくのように普段0の状態が急にマイナスに入れば気付けますが、マイナス100がマイナス150になっても敏感に察知することは出来ません。

その低下を自覚できるほど頭も働いてないもんね

そうやってマイナス200、マイナス500とどんどん下がってく一方に…

「人間の脳はその潜在能力の数%しか使えていない」って説はデマだっていうのが最近の常識です。

「スーパーパワーに目覚めるかも」って期待してた人には残念なお知らせだけど

ただ不摂生が祟って本来の思考能力を発揮できてない人が多いという可能性はあります。
健康な生活にシフトチェンジすることで思考力が見違えたようにパワーアップする人はけっこういるんじゃないかなーなんて。

昔の自分に比べたらスーパーマンって言っても過言じゃないね

みんながスーパーマンまでパワーアップできれば日本の再興も実現するかもしれません。
健康を犠牲にして生産性が低いまま働く悪循環に陥ってるので、生産性の高い国を見習ってまずはしっかり寝ることからですね。

マクロの視点でもお金に好影響を及ぼすことになるってこと

理由3 買い物のコスパが上がる

買い物においてコスパの意識は重要です。
コスパとは値段に比較したパフォーマンス・価値のことを言います。
つまり価格と価値の2つの要素の比較ってことです。

意外とこの基本的なことがわかってない

ただ安いだけのグルメが「コスパ最高‼」って紹介されてるよね~

価格の方はセールでも無い限りは基本的に固定ですが、一方で価値の方は考え方しだいで大きく変動します。
その価値の変化に大きな影響を及ぼすものの1つが健康状態です。

分かりやすいのが健康による見た目の変化です。
見た目を磨くためには化粧水や高級美容液、サプリメントなどの特殊なものをプラスするイメージを持ってる人が多いですが、最も影響が大きいのは根本の健康状態を良くすることです。

高級ブランドやオシャレなデザインの服を全身にフル装備したところで、それを着ている本体の体型が崩れてたら結果は奮いません。
せいぜい「お金かけてるんだなー(ムダなとこに)」くらいの評価でしょう。

絵に描いたような豚に真珠だね

逆にスリムで引き締まった体型をしてれば、UNIQLOなどのファストファッションでも十分に魅力的に見えるでしょう。
つまり同じ服でも健康状態が良くなればそのパフォーマンスが高くなるってことです。

高見えとかオシャレって結局だれが着るかがほぼ全てなんだよね

また肌のコンディションも根本の健康状態が最も強く影響します。
不摂生のせいで段ボールみたいな状態になった肌にDiorやCHANELの高級化粧品を塗ったくったところで地の悲惨さは隠せません。

んー…油絵かな?って感じ

一方で健康状態が良く地肌が綺麗な人ならメイクも必要最小限で済みます。
何かを塗布するのは肌の負担になるリスクの方が高いので、余計な化粧をすることなくノーメイクにするのがベストな選択です。
それも地肌が綺麗なら抵抗感なく実践できるので健康面と経済面と時間・手間の一石三鳥です。

化粧水とか美容液に重課金する必要もなくなるね

そもそもあんなの超高級なビンに入ったただの水(≒容器代)

その他にもレジャーや旅行、食事なども健康状態の良し悪しによって楽しみのレベルが大きく変わります。
このようにあらゆる支出のコスパを健康が大きく左右することになるので、生きたお金を使うためにも健康は非常に重要です。

理由4 節約が捗るようになる

健康への投資が資産形成に効果的になる最後の理由は節約により強く力を入れられるようになることです。
節約によって大きな金融投資の原資を作ることができ、それが運用による複利の力で大きく膨らみ資産が拡大していきます。

金融投資は入金力の強さがほぼ全てだからこれは非常に重要

でも健康になると節約のモチベが上がるってどういうこと?

健康になることによって節約のモチベーションが、というより節約して貯金する合理性が高まっていきます。
と言うのも、貯金に対してよくある下記のようなデメリット・反論が気にならなくなるからです。

節約できない人がよく言うこと

・将来のために貯めるより今を楽しむ
・年を取ってからお金があってもしょうがない
・若いうちの方がお金を使って楽しめる

簡単に言うとお金を使うことの喜びは若いうちが大きく、年を取ると低くなるってことね

以下のような例を出されると「確かにそうかも…」と納得させられそうになってしまいます。

・油ギッシュな高級肉は胃もたれする
・夜通し飲み歩く元気がない
・旅行で見たり、食べたり、飲んだりに体力的な限界がある

年を取るとこんな感じで同じことでも楽しみにくくなってくけど、若いうちなら制約を受けることなく楽しめるって感じの主張です。
これを見て「やっぱ若いうちは節約なんかしないで使っといた方が良いのかもなぁ…」ってなったんじゃないでしょうか?

一見すると納得させられてしまいそうですが、この論理には大きな穴があります。
これらを楽しめるかどうかは年齢の問題じゃありません。
これを左右する真の問題は健康状態の良し悪しです。

言うまでもないことのはずが意外と盲点になってるので一応言うと、万人が年齢に比例して均等に劣化していくわけじゃありません。
年齢不詳の美魔女もいれば、オッサンみたいな学生もいたりします。

もちろん本人の中で若いうちより衰えたという感覚は生じるかもしれませんが、健康に配慮していれば劣化スピードはかなり緩やかになります。
いずれにしても年齢を追うごとに支出の価値が下がることが世間一般に通じる普遍的な事実かのように話すのはかなりの暴論ってことです。

好奇心の薄れなどで、そもそもの支出対象が無くなるという意見もあるでしょう。
ただこれも健康状態の悪化の影響がかなり大きいと思います。

身体にガタが来てると「もう無理かなぁ…」と考えることが多くなり、その諦めが興味・関心を薄めることに繋がっていきます。
つまり肉体的な不健康が精神的な不健康に繋がった結果というわけです。

「健全な精神は健全な肉体に~」ってやつね

このように健康でさえいればお金を使う対象も失わず、そこから得られる価値も失わずに済みます。
「使うなら若いうち」などと焦らず、しっかり蓄財に取り組むモチベーションを保てるはずで、それがいつまでも充実した楽しい人生の好循環に繋がります。

まとめ

お金に恵まれたければ健康に気を使うべしという考え方を紹介してきました。
4つのパートの内容をまとめると以下のとおりです。

・加工食品、医療費、保険など不健康そのものに付随するコストを削減できる
・健康にしてれば判断力の低下でお金をムダにしにくくなる
・同じ額でより大きな満足を得られるようになる
・将来を悲観して今を重視する思考から脱することができる

こんな感じで余計なお金を失わずに済むし、自信と安心を持って蓄財に励むことができるようになります。
これらが相互に影響しあって健康とお金の好循環が生まれるわけです。

ついでですが、健康を意識した行動の代名詞と言えば運動です。
健康に資するだけじゃなく、ほとんどお金もかけずに楽しい時間を過ごせるので、この点でも健康がお金に繋がると言えます。

YouTubeなどの発信者を見てると、健康と蓄財にはかなり強いシナジーがあると感じます。
お金を貯められる人は健康的な生活をしてるし、健康に気を遣ってる人はお金を持ってるってことです。

いずれも未来を見据えた行動なので、未来志向の素質がある人は両立するって考え方もあるとは思います。
しかし今回紹介したようにいずれかから始まり、もう一方を強化するモチベが生まれたパターンも多いはずです。

貯金から入れなかった人は健康から始めてみるのも良いかもね

ハードなジムワークなんて要らないしね。散歩と睡眠の改善だけで十分。

ちなみに未来志向って話が出ましたが、健康もお金も「未来のため」って意識があるのは最初だけ
やっていくうちに今この瞬間にも恩恵があることを認識し始めるからです。

・資産が積み上がるほどお金の心配が減ってく
・毎日を不調もなく心身とも快適に過ごせる

やってない人からすると「将来のために今を犠牲にするなんて…」とか「ストイックだなぁ」って感じでしょうが、やってる身からすると既にメリットを得られているわけです。

やってみないことには分からないものなので「とりあえずやってみ?」って思います。
てなとこで。