【投資の不正解】誰もがやりがちな損失を拡大させるNG行動3選【負け確定】

何に関しても言えることですが、特に投資では勝つことよりも負けないことが重要になります。

確かに大きく勝つことができれば、多少の負けを取り返すことが可能です。
しかし実際のところ投資で大勝ちするのは非常に難しく、小さな負けの積み重ねが勝ちを食ってしまうことになります。

もちろんロスカットのような投資戦略上での負けを回避する対策を講じることは重要です。
しかし投資戦略とは関係ないもっと根本のところに負けを重ねてしまいやすいポイントが存在します。

今回は負け投資で負けを拡大させてしまう3つのNG行動を紹介します。
具体的には以下のとおりです。

今回紹介するような行動をやってしまっていないか振り返るキッカケにしてください。
これを無くすことで投資リターンは大きくなっていくはずです。

NG1 証券会社の窓口には行く

投資の初心者が最もやってしまいがちなミスが銀行や証券会社の窓口に行くことです。
窓口がNGな理由は非常にシンプルで、運用成果に大きな影響を及ぼす手数料がかなり割高だからです。

金融機関の窓口で売ってる金融商品はどれも漏れなくネット証券よりも割高です。
窓口には人を置いていて、その分の人件費が乗ってるからという当たり前すぎる理由です。

しかもただテキトーな人を座らせてるわけじゃなく、セールスのプロを置いています。
超高級な商品を買わせるように巧みに売込みをかけることが目的です。

行ったことが無いので技量は分かりませんが、少なくとも初心者にとっては相当な巧みさなんだと思います。
巧み過ぎて窓口に行ったことすら忘れさせるほどかもしれません。

分からないことはプロに聞いた方が安心ってひともいるでしょうが、その姿勢こそカモ中のカモです。
目的はあなたを賢くすることじゃないので、的確なアドバイスなど受けられるわけがありません。

既に述べたとおり窓口に座ってるのはセールスパーソンであってカウンセラーやボランティアではありません。
こちらが買うべき商品ではなく、あちらが売りたい商品を勧めてきます。

プロなんかに聞かなくても素人がやるべき投資の正解は決まっています。
投資に関する本を3~4冊も読めば答えが何かなんて誰でもわかるので、窓口には近付かないようにしましょう。

NG2 向こうから来た話を信じる

2つめのNG行動は他人からもたらされた話を信じてしまうことです。
NGな理由は単純で、そんなものの中にこちらの利益になるものは含まれてないからです。

冷静に考えればすぐにわかることです。
本当に旨味のある話なら、親切に他人に教えるようなことはしないでしょう。

またわざわざ売り込みが必要ということも中身が無いことの証拠と言えます。
以下にマーク・ザッカーバーグ氏の名言を引用しますが、これがほぼ答えです。

これに関しては賛否ありますが、優れたものであれば自然と評価が高まるはずで、わざわざ宣伝などに力を割く必要はないという意見には一定の説得力があります。

客観的に見れば「あなただけ特別」ほど怪しい話はありません。
では何故こんな怪しい話に引っ掛かるかと言えば「成功してる人は何か特別なことをしてるんだ」という陰謀論めいた考え方に毒されてるからです。

しかし実際には成功者だけが知ってるような裏技なんてものは存在しません。
地味で普通のことをコツコツと異常に長い期間続けて来ただけです。

この言葉はイチロー氏の名言として有名ですが、多くの人が同じようなことを言っています。
つまりどのような場面でも通じる真理のようなものってことです。

地道な努力が実る保証は全くありませんが、努力の要らない簡単な裏ワザで成功することはほぼ不可能です。
ショートカットを求めて時間やお金をムダにするよりも、正規のルートを走ることに集中しましょう。

NG3 成績を気にする

投資の運用成績・状況を気にすること。
これまた初心者がやりがちなミスです。

これがNGな理由は、成績を気にするほどに投資成績が悪化していくことです。
気にするほど悪くなる理由は大きく以下の2つがあります。

3-1 余計な行動が損失を生む

1つめの理由が余計なことをしてしまいやすくなること、つまり自爆を誘発しやすくなることです。

デイトレーダーでもない限り、大多数のド素人がすべきことは投資したらただじっと待つだけ、つまり長期投資が原則です。
しかし運用成績や状況を気にしてしまうとこれが出来なくなってしまいます。

人間も動物なので何かしら動きたくなってしまうものです。
じっとしてるだけだとモヤモヤしてきてしまい、「何かできることはないものか…」とこねくりまわしてしまいます。

こね繰り回すことで投資先や方針をコロコロ変える短期投資に陥っていきます。
短期投資は傾向的に見て長期投資よりも利益の薄い方法なので、高確率でトータルリターンはマイナスになります。

3-2 ストレスが大きくなる

言うまでもなく投資にはアップダウンがつきものです。
人間は損失に敏感に反応するため、特に下落による精神的なダメージは大きくなります。

そして投資成績を気にして運用状況を確認するほどにそうした下落の影響を受ける回数が多くなります。
下落ほどではありませんが、上昇でも心理的に揺さぶられることに変わりはありません。

投資成績を気にして頻繁に投資状況を確認する人ほど余計な行動をしやすくなることは既に解説したとおりです。
その余計な行動によって失敗の可能性が高まるので、マイナスに直面してストレスに晒される頻度がさらに高くなります。

日本人は遺伝的・人種的にストレスに弱いので、このような心理的ダメージに晒され続けると簡単に心が折れてしまいます。
結果として短期で損失を確定させて投資から撤退してしまうのです。

そもそも何で投資成績が気になってしまうのかというその原因や具体的な対策については別のページで解説しています。
ぜひこちらも参考にしてください。

まとめ

投資におけるNG行動を3つ紹介しました。
行動と問題点、対策を簡単にまとめると以下のとおりです。

NG行動	問題点	正しい行動
①窓口に行く	・窓口は平均単価が高い ・言葉巧みに高級なゴミを売り付けられる	・同じ商品なら安く買うのが鉄則 ・ネット証券で買う
②持ち込まれた話を信じる	・やってくる話に価値はない ・詐欺の可能性すらある	・成功法はもう答えが出てる ・常識を自力で勉強して身に付けるべき
③成績を気にする	・余計なことをして状況を悪くする ・上げ下げのストレスに堪えられず短期で撤退	・運用状況を見ない ・投資をしたら忘れる

どれもこれもやってしまいがちな行動だったと思います。
いずれも投資成績を悪くすることはあっても良くすることはありません。

これまでもこれらのNG行動によってマイナスを被ってきた人も多いはずです。
ここで気付けたなら幸運なので、少しずつでも見直ししていきましょう。
てなとこで。