【コレが現実】資産3000万円・アッパーマス層達成で変わること|意外とインパクト薄い?

浪費家から節約家に華麗に転身を果たし、そこから節約を極めてきました。
そしてついに資産3000万円という1つの大台に達したのが2023年のことです。

アッパーマス層の仲間入りだね!!

これでも金持ちピラミッドの下から2番目ってね…

YouTubeなどを中心にして各種のSNSでは「資産○○万円の世界」的なコンテンツが人気ですよね?
想像もつかないとんでもない億万長者の生活ってよりは、サラリーマンの平凡極まりない収入でも現実的に目指せる水準の資産額が人気な印象です。

それだけ「資産周りをどうにかしたい」って思ってる人が多いのかもね

その点でまさにアッパーマス層はピッタリのレベル

もちろんこういう情報は資産形成のモチベーションになるので良いと思います。
ただそれを実際に経験した人は限られるので、大半の人は単なる一般論や、他のブログ・チャンネルの発信内容のコピペです。

絵に描いたような机上の空論が多い

「儲けられる」「勝ち確」的な分かりやすいプラス情報はIQの低い人には強く訴求するので、PV数なども取りやすいでしょう。
しかしリアルの部分をしっかり語れてないコンテンツが大半で、それを信じすぎるとギャップを感じる可能性が高いです。

実際に経験してないから表面的な話になるのも当然だけどね

このページでわかること

・資産3000万円での変化に関する一般論
・実際に達成した視点での所感
・大きな変化を感じるポイント(個人差あり)
・変化を最も実感した資産ライン

1 資産3000万円で大きな変化を感じる?

資産3000万円・アッパーマス層を達成することで得られる一般論としてよくあるものから検討していきます。
最も多いのが月10万円の資産収入です。

控え目な利率で3000万円を年利4%運用できれば、年間で約120万円の資産収入になります。
これを1か月に直せば、月当たり10万円です。

月10万円の収入アップは夢があるね

定期昇給があってもせいぜい月2万円とかだもんね

ただしこれが果たしてそうかと言えば経験者的には共感はかなり薄いです。
想像してるほどのインパクトはありません。

というのも例え資産が3000万円あったとて、その資産の全てを投資にぶっこむなんて愚か(シンプルにバカ)以外の何物でもないからです。
さすがにそんな人はいないでしょうが、いたとしたら輝かしい強欲バカの称号を授けます。

せいぜい投資は2000万円くらいかな?

変動に強くないならそれでも突っ込みすぎかも

因みにただの自慢ですが、ぼくは全ベットせずに月10万円の資産収入があります。
というのもコロナショックのタイミングで集中して資金を投下して、年平均リターンが6~8%くらいだからです。

実際に月10万円以上の配当収入を得てるわけですが、そこに至った時にもさほどのインパクトはありませんでした。
というのも増配や資産増などでグラデーション的に徐々に増加してきており、気付いたら月当たり10万円になってたって感じです。

一方で資産の増加スピードは上がったと思います。
それも節約がかなり極まって資産収入の方が年間の支出額を上回った(リーンFIREを達成した)からです。

給料を全額貯金に回せるってことだもんね

FIRE達成は資産収入の増加より支出削減の効果の方が大きいかったかな

投資による資産増への寄与が大きいかと言えば、未だに稼いで節約して捻出した金額の方が圧倒的に大きいです。
これも繰り返し言ってることですが、投資は資産を増やすメインの武器ではありません。

支出をそこまで削れてない人は、資産収入が増えたとこで差し引きが大きなプラスにはならないでしょう。
これまでのスピードより加速率は高いですが、そもそものスピードが大したことないので、トータルの入金力で見ると爆発力はないです。

結論、さほど大きなプラスのインパクトは無かったってことね

ぼくほど節約し切れてない人なら尚更ね

2 資産3000万円達成で実感した変化

一般論で期待されてるような劇的な変化が無かったわけですが、全く持って何の変化も感じなかったわけじゃありません。
ぼく自身が実際に体感した変化を2つ紹介します。

・自意識(プライド?) ・焦燥感やモヤモヤ

ネガティブなものばっかだね

世の中の発信がお花畑すぎるから、少しはリアルをお届け

2-1 アッパーマス層のプライド?

1つ目が金持ちピラミッドで言うところの大多数のマス層(モブ)を脱出し、アッパーマス層という称号(?)を手に入れたことです。
金銭面の恩恵や、具体的な利益はさほど大きくないけど、この年齢にして資産額の上位2割に入ったって事実は「意識の上では」やや大きなインパクトがあります。

とはいえ手に入れたのは自尊心って1円の価値も無いものだけ

その変なプライドのせいで嫌な奴にならないでね…。

達成のためにしたことと言えば、お金を賢く使ってムダにしない節約を徹底しただけです。
誰でもできるのに多くの人がやらない超簡単なことをやった結果でしかないので、そこを冷静に考えて自尊心に蝕まれないようにします。

2-2 資産収入の増加によるモヤモヤ

もう1つの変化が焦燥感やモヤモヤの増加です。
これには実質的にFIREを達成したことが大きく影響しています。

スーパーリーンではあるもののFIREを達成したことで、これまでと同じような稼ぎを維持する必要性はそこまで高くなくなりました。
その結果、興味のない仕事に平日のフルタイムを捧げてるのが、時間のムダに感じるようになってしまったのです。

他にやりたいことがあるのに給料も内容も有意義じゃない仕事の時間なんて人生のムダ遣いでしかありません。
特にやりたいことも無く、単純に仕事を辞めたいってだけだとFIREしても死ぬほど退屈するだけですが、やりたいことがあるならFIRE達成・早期リタイアは有効な選択です。

ただ資産収入が生活費を優に越えたとは言え、盤石と呼べるほどの体制じゃありません。
さほど魅力的なお金の使い方も無いので、欲で支出が増えることは無いですし、健康そのもので病院にもかかることはないですが、親の介護など不測の自体で支出が増える可能性もあります。

だからなかなか辞めるって踏ん切りがつかない

辞めようと思えば辞められるんだけど、自信を持って行動できるわけでもない。
この超絶怒涛の中途半端さが生む、「このままで良いんだろうか…」「辞めようかな」って悩みやモヤモヤが精神衛生を悪くしています。

なまじ選択肢が見えたからこその苦痛だね

お金を持ったなりの贅沢な苦悩だね

とは言え支出が普通レベルだと資産3000万でFIREはムリだから、この悩みは節約家に特有かも

今はもう少し資産を蓄えるために仕事を続け、現状の認識を変えることでモヤモヤの解消を図っています。
具体的には仕事への期待の内訳を変えることです。

今は給料目的100%なので、給料の4割がもう不要となれば、勤務時間の4割がムダな時間になってしまいます。
しかし楽しみとか達成感とかお金以外の目的を見出だせればこのバランスは変わってくるので、仕事の意義を見直して行くか、意義を見出せる仕事への転職を検討中です。

3 節目になるのは1000万円の壁

最後に最も変化のインパクトが大きかった資産ラインについて、自分の経験から話しておこうと思います。
100万円、500万円など貯金の壁と呼ばれる節目のラインはいくつかありますが、最も変化があったのは1000万円です。

あくまで個人的にね

それぞれの節目にそれなりの意義や変化はあると思います。
100万円貯めるまでで貯金習慣が身に付いて、500万円貯めるまでに貯金により力が入って資産形成が加速してくると言った感じです。

そんな中でも特に1000万円のインパクトが大きかったと感じる理由は資産形成において一定の自信になるからです。

ぼく自身は資産1000万円を20代の中盤くらいで達成しました。
今の目標からすれば1000万なんてさほど大きな金額じゃありませんが、世の中蓄財事情と比較すればそこそこのレベルです。

それまでは「普通の人」のように何も考えずにお金を使っていて、服だけで年間100万円以上も使う立派な浪費家でした。
そんな状況から1000万円っていう一応の大台(?)に到達したことで、初めて自意識が節約家・資産形成家になったわけです。

資産1000万円は登山に喩えるなら富士山に相当すると思っています。
日本国内では最高峰であり、それなりの登山経験を積み、体力をつけた人が踏破できるそれなりのハードルがある山です。

これを登頂して初めて「登山をやってる」と周囲に言えるスタートラインに立てます。
そして晴れて登山家に仲間入りできたって自負により、国外の世界的な名峰・マッターホルンやK2を現実的な目標として睨む意識が生まれるのです。

資産形成もこれと同じです。
1000万円って一定のラインに達したことで、3000万円・5000万円・1億円といったさらなる高みが現実的な目標として考えられるようになります。

目指せるって思うとより節約に磨きがかかりそうだね

そういう意味で資産形成のスピードはアップしたかも

意識の面の変化の影響が最も大きいですが、恩恵はそれにとどまりません。
ただ根拠もなく理想を掲げてるだけじゃなく、1000万円に到達するまでに経験・思考・スキルなど習得してきてるので、実現可能性も十分です。
それなりに険しい道のりですが、まずは1000万円を目指すところから始めてみましょう。

そこから2000万・3000万は早いよ

まとめ

資産3000万円・アッパーマス層に到達したことによるリアルな変化について解説しました。

野村総研の通称・金持ちピラミッドで言うところのアッパーマス層、上位20%に入ったわけで資産総額ではワンランクアップしました。
で、変化があったかと言えば、ただそれだけのことです。

資産収入の劇的な変化、資産形成のエスカレーターに乗れる的な恩恵をよく耳にしますが、実際にそこまで大きなインパクトはありません。
資産収入の変化は段階的に起きているので気付きにくいですし、資金全ツッパなんて愚行でもしてない限り月10万円にはまだ到達しないからです。

そこらの大多数の一般人よりは資産があるってただそれだけのことで、足枷にしかならないプライドだけが強くなるリスクの方が大きいです。
冷静に考えると、そもそも3000万円でランクが変わるって金融機関目線での顧客の価値の話ですし、人為的に作られた階層でムリに意味を見出そうとするのもおかしな話かもしれません。

大半が誰でもできる節約で作った資金だしね

そこまで自信満々になれることでもない

個人的に最も大きな変化があったと感じるのは1000万円のラインを越えた時です。
本格的な資産形成に踏み込めたという自信になると同時に、本格的な高みに向けて踏み出すスタートラインになります。

マインドやスキルが出来上がってるので、大きな目標を現実的なものと見れますし、節約や資産形成に力を入れるモチベーションになってくれるはずです。
資産形成家としてのパーソナリティを確保するためにも、まずは1000万円を目指しましょう。
てなとこで。