【祝アッパーマス】資産3000万円を突破|最速達成に効果があったこと3選

2023年中に野村総合研究所の通称:金持ちピラミッドでいうところのアッパーマス層・純資産3000万円を達成することができました。
これでやっとこさ日本で上位20%くらいです。

まだそこまでの年齢ではないので、年功序列バリバリの日本においては恵まれまくった資産形成に超有利な経済環境ってわけじゃありません。
参考までに示すと以下のような感じです。

・月の手取りが20~25万円くらい(平々凡々)
・元々は浪費家で服に年150万円ほど(その他にも薄く広い趣味)
・残業は副業やプライベートのためにほぼゼロ

現時点で副業は準備期間だから収入は本業の給料だけ

こんな平凡なステータスで、決してハイスぺじゃありませんが、大半のハイスぺを圧倒するレベルの資産を築けたわけです。
そしてこのページでは、そのために特に効果が大きかったことが何なのかについて解説します。

これができれば収入が少なくても資産形成できるってことだね

収入の大小も多少は資産形成に影響するのは事実です。(ホントに「多少」ですが)
なのでぼくより収入が少ない人が、ぼくと全く同じような難易度で資産3000万円を達成できるとは言いません。

でもその3分の1の1000万円くらいなら、そこまで困難を感じずに達成できるんじゃないかと思います。
現実的に大きな資産を築けると分かればモチベーションアップになると思うので、ぜひ最後までご一読ください。

このページでわかること

・資産を増やす上でさほど重要じゃないこと
・資産増加に特に大きく貢献したこと

はじめに:投資はさほど重要じゃない

国民全体からすればまだほんの一部ですが、徐々に投資がスタンダードになりつつあります。
2024年から始まった(改正された)新NISA制度もその一般化にかなり貢献してるはずです。

もう「靴磨きの少年」とか言う人もいるけどまだまだだよ

自分の周りが世間の標準って勘違いしがちなんだよね

【※靴磨きの少年とは?】
かの有名な金融街のウォールストリートで靴磨きをしてた少年から客が投資の話を聞かされて慌てふためいたってエピソードと同様の状況を表す時に使われます。
リテラシー・リスク許容度が低くて投資に縁の無い人にまで浸透したとなれば、もはやバブルは確実で、近いうちに暴落のサインになるって教訓を示す有名な逸話です。

将来の社会保障の不足やインフレなどに備えた自助努力の1つとして投資をすること自体は必要だと思います。
なのでスタンダードになることは良いですが、流入してきた素人の多くが壮大な勘違いをしてる点は懸念してます。

現実的な投資のリターン率はそこまで大きくないので、元本が小さければリターンもそこまで大きくなりません。
つまり入金力を高めることが投資で十分な利益を上げる大前提ってことです。

「投資は儲けられる」って勘違いしてる人は多いよね…

「※ただし金持ちに限る」ってつければ正しいけど

ぼくも投資の期間がそれなりになりましたし、資産形成も進んで投資に回す金額は大きくなってますが、その寄与度・割合で見ればまだまだ給料から節約で捻出した金額が大半です。
なので小銭しか持ってない庶民たちは、まずどうやって資金を作り出すかに集中する必要があります。

そんな大前提となる投資資金を捻出する節約が捗った要因は大きく3つです。
そこまで効果の大きくない部分に一生懸命になっても疲弊するだけなので、挫折しないためにも勘所を押さえて取り組んでみましょう。

全部やらなくてもOKだよ

できるとこからやってみよ

資産3000万の要因1:趣味

1つ目はお金のかからない趣味です。
多くの人が暇や物足りなさを穴埋めするためにお金を使ってモノやサービスを買いますが、ぼくの場合はそういう出費がかからないので、非常にスムーズに進められてます。

お金を使わなくても十分に楽しい時間を過ごせるので、わざわざお金を使う必要もありません。
既に充実していて虚無感に陥ることもないので、お金を使わなくても何ら苦痛を感じることなくお金を貯められてます。

多くの人が勘違いしてることですが、そもそもお金を使うほど楽しくなるわけじゃありません。
ほとんどお金を使わない生活の中でこの重大な真実に気づけたことも貯金を加速させる要因になりました。

お金使ったら生活が良くなるはずって思いがちよね

具体的に何に時間を使ってるかって言えば、大半はYouTubeやブログ、Instagramでも発信活動です。
聞いたことがあるかもしれませんが、特に動画編集にはかなりの時間がかかるので、お金を使う必要を感じてないだけじゃなく、そもそも使う時間もありません。

その他の趣味は筋トレ、読書、映画やアニメ鑑賞です。
筋トレは器具の初期投資だけですし、読書は図書館の本で無料、映画やアニメは録画を観るので精一杯なので、サブスクなどを契約する余地もありません。

ホントにお金かかんないもので埋め尽くされてるね

最近は街歩きと写真(スマホカメラ)って趣味が追加されたよ

趣味に関して1つ注意点があるとすれば、お金がかからないコトをあえて選んだわけじゃないってことです。
好きなことがどれもこれも大してお金をかけずに済むものだっただけで、これは単なる幸運としか言えません。

お金かからない補正でランクアップってこともないよ

やりたいことを可能な限り1つ残らずやり尽くして楽しむのが人生の目的だと考えてるので、お金を理由にしてその欲を抑え込むようなことはしたくありません。
資産形成に本気になるステージも過ぎても相変わらず楽しみ続けてるので、この点については本気で今やりたいことなんだと思ってます。

もちろんお金がかからないからって理由から入るのもナシじゃないと思います。
というのも、やってるうちに好きになるってこともあるからです。

ぼくの場合で言うと、もともと筋トレは恵まれない骨格を筋肉で補って服の似合う体型にするために始めました。
それがいつしか筋トレそのものが楽しくなり、定番の「どこ目指してんの?」って質問に「1レップごと楽しい」って答えるほどになっています。

ただしあまりにも性質的に合わないものをムリに好きになろうとするとストレスになってしまうリスクが高くなります。
特に実態は紙切れでしかない「お金のため」だとなおさらです。

爆発して浪費に走るリスクもあるから少しずつやってみて

資産3000万の要因2:発信活動

1つ目の項目で趣味として紹介したYouTubeやブログでの発信活動の再登場です。
先ほどは楽しみとしての側面でしたが、ここでの話は節約行動の強化にも役立ったって話をしようと思います。

ライフハックや筋トレ、健康などの発信も行ってますが、最近は専らお金に関する発信が中心コンテンツです。
お金に対する考え方や節約の方法、そして具体的な家計簿や資産形成の状況まで発信しています。

お金について偉そうに語る以上は、人に見せられないようなお金の使い方はできないと思っています。

おまいう状態になっちゃうからね

公開する内容を美化するような発信者もいるでしょうが、ぼくはそれが気が引けてしまってできません。

意外とマジメ

顔も半分出てるしね

ちゃんと実践してるからこそ、お金に対する考え方って最も根本かつ最も重要な点について自分なりの考え・ポジションを示せてるわけです。
この点については、単なるブログのコピペなど、ChatGPTなどの生成AIでも楽勝でできそうな発信をしてるだけの人とは差別化できてる自負があります。

この発信活動の効果は心理学的に言うところのコミットメント効果(=公開宣言効果)ってやつです。
人に宣言することでその行動を取りやすくなり、反した行動を取りにくくなります。

人間は周りから一貫してると見られたい性質があるからね

他人の目に縛られ続ける悲しい生き物なんだね…。

先のパートで解説したとおり、そこまでお金を使う価値があるものも見当たらないですし、そもそもお金を使う対象を探したり、それを消費する時間もありません。
こんな環境にあっても、ごくたまーに「あ、これ欲しいかも」って物欲・消費欲が出てくることはあります。

こんなにお金あるし10万くらい使っても…って貧乏神が話し掛けてくるんだよね

こういう気の迷いが出た時でも「家計簿公開で、お金を使った意義をちゃんと語れる?」って問うと急に貧乏神の元気がなくなります。
それで物欲を落ち着けて寝ると、翌朝には貧乏神は消えてるので、とても強力なバリアです。

翌朝に「買っときゃ良かった」って後悔したことは今のとこただの一度も無い

そもそも物欲も湧かないし、湧いた物欲もコミットメントバリアでガードされています。
これをすり抜けてお金を使う判断まで到達するのはかなり少数です。

その場合は相当に魅力的な使い道ってこと

YouTubeはハードルが高いかもしれませんが、その他のSNSで発信してみたり友達と蓄財サークルを作っても良いと思います。
できそうな方法でぜひ試してみてください。

資産3000万の要因3:本来の目的

浪費を防ぐ上での最後にして最大の壁となってくれてるのが、そもそもの資産形成の目的です。
何のために貯めてるのか、その根本に重大な理念を掲げてるので、それが節約意識を維持し続けてくれます。

それなりに大きな資産を築きたいのはFIREを達成したいからです。
単につまらない仕事を辞めたいからなんてネガティブなモチベーションじゃありません。

ぼくがFIREを目指す理由は自分のやりたいことを自由にやりたいからです。
お金の問題で挑戦を躊躇したり興味を殺したりしたくないし、フルタイムの仕事っていう固定されたスケジュールに邪魔されて思うように動けないような不自由この上ない生活を脱したいと思っています。

この心身ともに自由な生活の方が目の前の浪費よりも圧倒的に価値が高いので、このことを意識してればくだらないことにお金を使おうって気にもなりません。
そして節約と資産形成に全集中・フルコミットできています。

もちろん強い原動力になるなら、「こんなクソ会社辞めてやる!!」って動機付けもナシではないかな、とは思います。
怒りの感情は強力な代わりに一過性で長続きしないですが、怒りの炎を燃やす薪を与え続けてくれるので、その点についてはさほど心配は無さそうだからです。

FIREだけにね

くだらね…

【FIREを目指す燃料の例】
・効率の悪い組織体質・BSJ
・仕事のできない同僚
・パワハラ上司
などなど

ただFIREした後が問題

これでFIRE達成までのモチベーションは維持できますが、達成して仕事を晴れてリタイアした時に「それで?」ってなってしまう可能性が高くなります。
仕事もせず1日中ダラダラゲーム三昧の日々も最初は楽しいでしょうが、徐々に虚無感しかなくなってしまうでしょう。

FIRE卒業の典型的なパターンだね

また嫌な部分を意識し続けるのも精神衛生的に良くありません。
なので、できれば達成した先のプラス面を意識した方がいいんじゃないかと思います。

超長期の目標になるので、自制心がバグってるか、早期リタイア後の生活に心酔でもしてないと達成はムリなんじゃないかって思う人もいるでしょうが、そんな心配は必要ありません。
資産を築いていくプロセスで、お金を持つことそのもののメリットも実感するようになるからです。

結果だけじゃなくて過程でも恩恵を受けられるんだね

モノよりもお金を持つことのメリットの方が大きいことが分かるので、その現実を認識することも推進力を高めてくれます。
目標に引っ張られると同時に、お金を持つメリットがさらに後押ししてくれる感じです。

具体的にはお金の不安が消えて、それに付随する人間関係などストレスも消えていくので、心が軽く生きやすくなっていきます。
財布の重さは心の軽さってやつですね。

因みにこのメリットについては資産形成を始めた頃は認識してませんでした。
というのも数百万円とかその程度ではお金に関係する不安や心配の払拭には不十分だからです。

いきなり実感できるもんじゃないんだね…

それまではやっぱり目標・信念の強さが大事

まとめ

資産3000万円を達成するために効果が高かったことについて解説しました。

投資の力・複利の力を過信してる人が非常に多いですが、本当に重要なのは資金力です。
入金力が低ければ、いくら複利を活かしたとこでさほど大きな効果は生みません。

だからこそまずは資金を作ることが大事なんだよね

そしてその投資資金を作るのに最も強く貢献したと思うのが以下の3つです。

・趣味
・発信活動
・目標

YouTubeなどでの発信活動、筋トレ、読書、映画、散歩など、世の中のダーティな出費に比べたら無料に等しいくらいお金がかからないものばかりです。
楽しく充実した時間を過ごせてるので、あえて質の低い娯楽や快楽のためにお金をかける必要はありません。

必要ないものにお金を使ったら確実にムダ使いだね

そもそもお金を使う対象を探す時間すら惜しい

またYouTubeやブログなどでの発信活動は別の側面からも蓄財にプラスに働いています。
家計や資産を公開してるので、それがコミットメントとして働き、資産形成からの脱線を予防してくれてるわけです。

そしてFIREっていう大きな目標を達成した先にあるものを意識することも強い原動力になってます。
お金の制約に縛られずにやりたい時にやりたいことを自由にできる生活の価値と比べれば、目の前の些末な浪費が取るに足らないものにしか見えなくなるからです。

こんな小石に歩みを邪魔されてなるものか、ってね

もちろん、目標の停滞と引き換えにしても価値があるって思えたものにはお金を使うようにしています。
そうやってバランスをとってますが、実際にそのハードルを越えられるモノはごく少数です。

またお金がお金を呼ぶ力が強くなり、資産形成のエスカレーターに乗れた感覚が強くなってるのも感じてます。
一般的には投資による恩恵と理解されてますが、実際は大きな資産を持つことのメリットを実感した効果の方が圧倒的に大きいです。

数百万程度の小さな貯金では感じられませんが、それなりの資産を築くと、お金で不安や心配などのネガティブな感情から自由になれると気付きます。
この負の感情っていう壮大な不幸を避けられる恩恵は非常に大きいので、そのことがさらに蓄財意識を高めてくれてるってことです。

長期の目標と今この瞬間の恩恵の両方があるんだよね

後者を得るにはそれなりの時間と労力がかかるけどね

最初のパートでも書いたとおり、投資は資産を「生み出す」手段ではなく、今あるお金を「増やす」手段であり、元手が無ければその効果はゼロも同然です。
まずは大元の資産を作るために何をすべきか、そこに焦点を充てるようにしましょう。
てなとこで。

投資のリターンはあくまでオマケ・ボーナスみたいなもんよ