【だから貯まらない】貯金できない人のNGな買い物方法5選|ムダ遣いが加速する

お金を貯めるには支出面のコントロールが非常に重要です。
間違った買い物の仕方をしてるせいで貯金できてない人はかなり多いと思います。

買い物のせいでお金が貯まらないと聞くと、何を買うかという支出の対象の問題を思い浮かべる人が多いでしょう。
「これを買うと貯金できない」的な話はかなり多いです。

このページで紹介するのは支出対象(何を買うか)の一段階上、買い物の仕方・スタイルの問題点です。
具体的には以下の5つを紹介します。

①こじつけで買い物
②事前準備をしていない
③不適切な回数
④オトク情報の収集
⑤不利なタイミング

これらの買い物行動は多くの人が悪気なくやってしまってるものです。
中には節約に繋がると思ってやってるものもあるかもしれません。

買い物スタイルは支出の根本なので、それだけ見直しの効果も大きくなります。
これらが原因で貯められてない人は、家計が大きく改善するキッカケになるはずです。

買い物って言うと実店舗のイメージが強いけど、ネットショッピングにも共通するよ

パターン① こじつけで買い物

1つめはお金を使う理由を巧みに見付けてしまうタイプです。
買い物をする理由が簡単に見付かるので、それだけ数も金額も多くなり出費も増えてしまいます。

まあ貯金できないのも当然だよね

お金を使う理由として、具体的には以下のようなものがあります。

・初任給やボーナスなど特徴的な収入
・誕生日やクリスマス、年末年始とかのイベント
・ストレスが溜まった時のリフレッシュ、頑張った自分へのご褒美

特に初任給やボーナスなどの時期には、何かに使うことがさも当然かのように「何に使うの?」などと聞かれる風潮がありますよね。
別に何か名前のあるものにお金を使う必要なんてありません。

ぼくのお気に入りドラマのソロ活女子のススメの中で「誕生日って何でお祝いするんだっけ?」ってシーンがありましたが、まさにホンソレって感じです。
マーケティングのせいでお金を使うタイミングって思い込まされてるに過ぎません。

何か明確にお金を使いたい対象があるなら、検討は必要ですが使ってもOKです。
ただ、支出すること・何かにお金を使うことが先に来てしまい、主従が逆転してしまったらアウトです。

これはマーケティングに見事にハマってるパターンだね

因みにソロ活女子のススメでは、後から振り返れるように色を付けるためってなってました。
非常に綺麗な回答ですね。

何歳の時は何をしたって分かるようにするってことね

パターン② リストを作らないで買い物

リストを作らずに買い物に行く人は多いようですが、ムダな出費を減らすためにリストは必須です。
理由は非常に簡単で、リストを作らないと物欲が無限に拡がっていくからです。

これまた余計な買い物が増えるんだから貯金できないのは当たり前だよね

人は買い物をする理由を見付ける天才であると同時に、モノを買う理由を捏造する天才でもあります。
どんなものでも瞬時に買うべき理由を思い付いてしまうのです。

モノを見てしまうと物欲が喚起されてしまって、次の瞬間には買う理由を思い付いています。
「欲しい」が先にあって、「買う理由」が後から着いてくるわけです。

ただこの思考は一瞬の間に起きるものなので、前後が逆転してることには気付けません。
結果的に本来は買わなくて良かったものを必要なモノだと錯覚したまま買ってしまいます。

モノを見てから「欲しい」と思った場合、その必要性は信用できません。
買い物に行く前に必要なモノをリストアップして、リストに無いものは買わないと決める必要があります。

というよりリストに無いものは必要ないものって思っておくのが良いよ

「あっ、そうだこれもあった!」ってこともあるじゃん?

まさにこれが理由の捏造です。
普段生活してる家にいて思い付かなかったってことは、元から必要じゃなかったものと考えてほぼ間違いありません。
リストを作り、それを忠実に守るというルールを徹底するようにしましょう。

パターン③ 来店頻度が高い

買い物に行く頻度が高い人も貯金がしにくくなります。
理由は買い物に行くほどに余計なモノを買ってしまうリスクが増えるからです。

前の項目で紹介した買い物リストも余計な買い物を防ぐ上で役に立ちます。
しかし、このリストの効果は万能ではありません。

リストに無いものは買わないってルールの徹底には意志の力が必要になるからです。
ここが弱いといくらリストを作っても、「これも必要だった!」とムダな買い物をどんどん増やしてしまいます。
そして大半の人の意志の力はクリボー並みのザコさです。

鉄の意志なんてファンタジー

我ながら意志の固さはカントリーマアムくらいだと思ってる

意志力や自制心が強い人でも、いつでも同じようにその力を発揮できるわけじゃありません。
疲れてたり、ストレスを抱えてたり、睡眠不足になれば簡単に崩れてしまいます。

つまりどんな人でも意志に頼るのは賢い方法じゃないってことね

そんなの原始人の闘い方だよ

ではどうするのがクレバーかと言えば、そもそも闘わないようにすることが最善です。
敵がいなければ闘う必要もないし、闘わなければ負けることもありません。

前の項目でも言ったとおり、物欲はモノを見ることで喚起されます。
見たことが無いものを欲しいと思うことはできません。

つまり店に行って商品を見る機会自体が減れば物欲と闘う機会も減り、負ける確率も減ってくるということです。
その結果としてムダな買い物を減らすことができます。

リストを作った上で必要最低限の回数だけ買い物に行けば良いんだね!

買い物に行く時は目的のモノだけを見つめ、キョロキョロ浮気しないのも重要だね

パターン④ オトク情報を収集する

以下のようなオトク情報を収集して、それを活用することに腐心するタイプもお金が貯まりません。

・ポイ活
・セール情報
・クーポンなど

ポイ活に励む人がお金が貯まらない理由はシンプルで、多くの人が想像できることと思います。
ポイント倍率アップのために余計な買い物をしたり、ポイントアップデーごとに買い物をして回数や頻度を上げてしまうからです。

買い物の頻度の高さがマイナスなのは既に解説したとおりね

またセール情報は期間が限られているので、機会損失の側面をクローズアップされやすくなります。

このチャンスを逃したら勿体ないって思わされちゃうってこと

この貴重な機会に何か買うもの無かったかな?って思考の順番が逆になった経験が山ほど…。

そしてクーポンの活用も余計な買い物を増やすことになります。
クーポンこそマーケティング戦略の塊です。
ポイントは以下の2つ。

・利用期限
・利用額の下限

買い物をした時に貰えるクーポンには巧みな利用期限が設定されています。
その期限内に使おうとすることでNG行動である頻繁な買い物に繋がります。

その設定された期限が通常の買い物サイクルで次回訪れるはずのタイミングより早めになっているからです。

企業側は膨大な過去の買い物データから顧客の買い物サイクルを把握してるからね

また「いくら以上利用で」とクーポンが利用できる買い物金額の下限が設定されてるのも戦略です。
こちらも一般的な買い物でギリギリ超えられない額が設定されています。

超えようとするとムダな買い物を追加することになるってことね

コンビニのクジの金額設定とか有名だよね

オトクに連れて買い物をすることや買うものを選ぶのは順番が逆です。
買いたい時にたまたまセールで安く使えたらラッキーくらいの距離感でオトク情報には向き合うようにしましょう。

パターン⑤ 弱い時に買い物する

最後が自分が弱ってる時に買い物をすることです。
このタイミングではほぼ確実に余計なものを買ってしまいます。
代表的なものは以下のようなタイミングです。

・空腹時
・ストレス
・睡眠不足
・買い物直後
などなど…

誰もがムダな買い物の誘惑を自覚したことがあるのが空腹時でしょう。
お腹が空いてると、アレもコレも食べたいし食べられる気がしてしまうものです。

心当たりありすぎるー

空腹時に外食に行ったり、食料品売場に行ってしまうと、注文し過ぎたり買いすぎたりしやすくなってしまいます。

またストレスや睡眠不足は脳のリソースを大幅に削ってしまうので、思考力・判断力・自制心が低下する原因です。
このような状態ではストッパーが働かないので、ムダな買い物をしてしまうリスクが高くなります。

ストレス発散って言って買い物するのは最悪の状況ってことね

浪費を正当化する理由になりやすいから二重にNGだね

そして人間の判断力が最弱になるタイミングが買い物をした直後です。
財布の紐が一番ゆるんでるのは財布を開いた時というわけです。

これを利用した典型的なマーケティング戦略がアップセルとかクロスセルとかだね

ついついついで買いをしてしまいやすいことを自覚し、買った直後はすぐに財布の紐を堅結びで締める習慣をつけましょう。

まとめ

貯金できない人・お金に縁がない人に共通する買い物の習慣・特徴についてでした。
紹介したのは以下の5つです。

NGパターン理由
①こじつけで買い物節目・イベントを理由に買い物→浪費の正当化
②リストを作らない買い物リストを作らずに買い物→思い付きでムダなモノを買う
③買い物の頻度が高い物欲と闘う回数が増える→闘うほどに負けてムダ遣いが増える
④オトクのフル活用セールやクーポンの機会を重視する→買い物の頻度や金額が高くなる
⑤弱ってる時に買い物自制心が低下してるタイミング→余計なモノやムダなモノを買いやすい

皆さんはいくつ当てはまってたでしょうか?
どれもやりがちな行動なので、大半をやってしまってたって人も多いかもしれません。

ただ、簡単に変えることができる行動もあったと思います。
できることからでOKなので、少しずつお金を貯められる買い物行動に切り替えていきましょう。
てなとこで。