テストステロンは最強のホルモン?|分泌量を増やすメリット7選
「テストステロン=男性ホルモン」というイメージが強いと思います。
体毛の濃さやハゲの原因などと、何となく悪者的な印象を抱いてる人も多いかもしれません。
しかし実際にはテストステロンを高めることにはメリットがたくさんです。
このページではテストステロン値を上げることにどんな利点があるのか解説します。
1 テストステロンとは?
「テストステロン=男性ホルモン」というイメージがある人は多いと思います。
しかし正確にはテストステロンはアンドロゲン(男性ホルモン)の一種という関係です。
95%が睾丸で作られ、残り5%が副腎で作られます。
男性ホルモンとして認識されてますが、女性でも少量ながら分泌はされています。
ただ女性には睾丸が無いため副腎から作られる分が全てで、男性の5~10%にとどまります。
材料はコレステロールであり、これは他のホルモンと共通です。
ただし材料さえ十分な量摂れていればしっかり分泌されるかと言うとそうではありません。
テストステロンは特に加齢の影響を受けやすいホルモンで、20代をピークに分泌が低下していきます。
加齢に伴って抱える様々な心身の不調の原因の1つがテストステロンの減少です。
高める工夫をしなければどんどん落ちてくってことね
そしてここから高める努力をするべき理由を紹介していくよ
2 テストステロンを高めることのメリット
テストステロンを高めることのメリットは非常に多岐にわたります。
始めにまとめておくと以下のとおりです。
①筋肥大 ②体脂肪の燃焼 ③脳機能の活性化 ④収入が増える ⑤モテる ⑥性機能の改善 ⑦死亡リスクの低下
2-1 テストステロンで筋肉が発達する
男性ホルモンと言えば筋肉というイメージの人も多いでしょう。
そのイメージのとおり、テストステロン値が上がると筋肉の合成が活発になります。
筋肉の肥大によって姿勢の改善や身体のアウトラインが大きくなるだけでなく、代謝のアップによって体脂肪が燃焼するのでトータルで印象がアップします。
筋肉量の増加によってテストステロン値も高まるので、理想的な好循環が生まれます。
また筋肉だけでなく骨を作る作用を促進する働きもあります。
逆にテストステロンが不足してしまうと骨粗鬆症などのリスクが高まってしまうので注意が必要です。
2-2 テストステロンは体脂肪を燃やす
筋肉量が増えることによって代謝が上がると解説しました。
消費エネルギーが増える分だけ体脂肪も減りやすくなります。
ただそれだけでなくテストステロンそのものにも体脂肪を分解する作用があるのです。
体脂肪の中でも特に落ちにくい皮下脂肪の分解に効果的とされています。
体脂肪の問題は見た目だけではありません。
体脂肪は身体にとって異物であり、過剰に蓄積すると体内で炎症が慢性化してしまいます。
つまり常にジリジリと弱火で全身が焼かれ続けてるようなものなのです。
また体脂肪は糖の代謝異常の原因でもあり、ここに問題が起こるとインスリン抵抗性、ひいては2型糖尿病の原因になります。
言うまでもなく肥満でいて良いことなんて1つもないからね
2-3 テストステロンで脳機能がアップする
テストステロンの闘争心・競争心に関与するホルモンという側面が強いためか、テストステロン値が上がるとキレやすくなると考えてる人もいるようです。
しかし実際は真逆で、テストステロン値が高くなるほど性格は穏やかになります。
それはテストステロンが脳の海馬という部分に作用し、シナプスを増加させる働きがあるからです。
海馬は記憶を司る部分として知られてますが、その他にストレスや怒りなどの強い感情に対するブレーキの役割もあります。
当然のこと記憶力も良くなり、集中力も上がるので全体として脳機能が向上することになります。
2-4 テストステロンによって収入がアップする
テストステロンは何と収入や昇進にも影響します。
その理由は大きく以下の4つです。
①行動力 ②判断力 ③誠実性 ④身体の大きさ
2-4-1 テストステロンで行動力が上がる
テストステロンはやる気のホルモンとも言われていて、行動力を生み出す厳選になります。
稼げる人とそうでない人の決定的な差こそが行動力です。
新しい挑戦をすぐにアウトプットすることで、成功または失敗というフィードバックが得られて、次の行動を考えるキッカケになります。
こうしたトライ&エラーが成功には不可欠です。
シンプルに仕事が速いっていうのも評価されるポイントだしね
2-4-2 テストステロンで判断力が上がる
テストステロン値のアップによって判断力もつきます。
なかなか決断できない優柔不断な人はテストステロンの不足が原因かもしれません。
既に解説したとおり、テストステロンは脳の海馬に作用して、その機能を高める働きがあります。
ブレーキとして働く海馬が活性化するので、感情に振り回されることなく理性的に物事が判断できるようになるのです。
突発的なトラブルにも心を乱されず、冷静に判断できるってことだね
2-4-3 テストステロンで誠実になる?
テストステロンの増加によって誠実性のスコアが高まることも分かっています。
誠実というと真面目で嘘がないというイメージが強いと思います。
実はテストステロン値のアップによってそういう性質も強まるのですが、肝心なのはそこではありません。
誠実性とは物事に根気強く取り組む性質のことです。
目標を立て、そこに向けて着実に努力や試行錯誤を重ねることができます。
早起きなどの簡単な習慣ですらすぐに挫折してしまう人が多い中で、こうした性質が有利になるのは明白でしょう。
三日坊主の人はテストステロン不足を疑ってみることをオススメします。
2-4-4 身体の大きさが昇進に繋がる?
実はテストステロン値のアップによって筋肉がつくことも昇進に有利です。
これには生き物としての本能が大きく関係しています。
どんな生き物であっても集団のリーダーになるのは身体が大きく力が強い個体です。
筋肉によって身体が大きくなることでリーダーシップがあることを表すようになります。
力の強さなんて文明を生きる人間に関係ないんじゃない?
もちろん力が強いだけでボスになれるのは不良くらいです。
しかし実力が僅差の場合、ほっそりして頼りない人より、ガッシリと身体の大きい人の方に安心感を得ると思います。
2-5 テストステロンはモテホルモン
テストステロン値が上がると異性にモテやすくなります。
その理由は以下のとおりです。
①行動力 ②本能的な魅力
もちろん昇進や成功でお金を多く稼いでるってのもあると思うけどね
2-5-1 行動するからモテる
ハイスペックな人ならどんな相手でも百発百中かと言うと決してそういうわけじゃありません。
ただ成功する可能性が高いというだけで、言ってしまえば10人いたら4人にウケるか、2人にしかウケないかの違いです。
世の中には自分から動かなくてもモテる稀有な人もいますが、基本は動かなければ何も起こりません。
どんなに確率の高い人でも行動しなければ無いに等しいのです。
逆にどんなに確率の低い人でも行動力でカバーすることが出来ます。
確率40%あっても1人にしかアタックしなければ成功しないかもしれないもんね
逆に確率20%でも10人にアタックすれば2人からはOKされる可能性があるってこと
2-5-2 本能的にモテる
こちらの方が直感的に理解しやすいと思いますが、テストステロン値が上がると異性に魅力的に見えるようになります。
これはフェロモンの関係です。
強さを感じさせる個体を重視するのはリーダーシップだけではありません。
むしろ繁殖や生殖においてこそ強さが意識されます。
本能よりも理性の方が優先するはずだと考える人も多いと思いますが、実際には本能の方が圧倒的に強いです。
貯金やダイエットよりも浪費やジャンクフードを優先してしまうことを考えれば痛いほどわかることでしょう。
因みにフェロモンって言うと何となく匂いのイメージがあるけど、もっと実態のない直感的なものらしいよ
2-6 テストステロンで性欲が高まる
これは何となく分かると思いますが、テストステロン値が高くなるほど性欲は強くなります。
性欲が強くなることの何がメリットなの?
性欲が強いと言うと何となく節操がないイメージがあると思います。
確かに性欲が誤った方向に向いてしまうと痴漢や盗撮など好ましくない行動に走ってしまいます。
しかし性欲を正しく使えば強力なブースターになります。
異性への興味というのは仕事や勉強、スポーツなどを頑張るための原動力になるのです。
より稼ごうというモチベーションも一部で性欲が影響してると言っていいでしょう。
豊かな性生活を送ることはパートナーとの円滑な関係を築く上でも重要だしね
2-7 テストステロンで死亡リスクを下げる
最後に少し大袈裟な話になりますが、テストステロン値が低くなるほど寿命が短くなることを明らかにした研究があります。
低テストステロン値が様々な疾患の原因になるからです。
テストステロン値が低くなると動脈硬化が進行し、心血管系の疾患リスクが高くなります。
これは恐らく糖代謝異常からくる血糖値スパイクの影響です。
またガンの発症リスクも高くなることが指摘されています。
ガンの中でも特に前立腺ガンによる死亡率が高くなるようです。
末期も末期って感じの話だけど、ここまでのプロセスで相当な不調が起こるはずだから気を付けないとね
まとめ
テストステロン値のメリットについて解説しました。
テストステロンは非常に多様な恩恵をもたらしてくれる、まさに最強のホルモンです。
①筋肥大 ②脂肪燃焼 ③脳機能 ④成功 ⑤モテ ⑥性欲アップ ⑦病気予防
逆に低下することで様々な不調を感じるようになります。
こうした不調は男性型更年期などとも言われますが、これはLOH(加齢男性性腺機能低下)症候群というれっきとした病気です。
加齢とともにテストステロンの分泌は低下していってしまうので、増やす工夫をする必要があります。
具体的にテストステロンの分泌に効果的な食品については別のページで解説するので参考にしてください。
またメリットだらけでデメリットはないのか?という点についても別のページで解説します。
てなとこで。
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