【最大の浪費】真っ先に削るべき変動費|お金を失う3連コンボ

コロナ禍・インフレ・新NISAなどを経て庶民の間にも、資産形成について真剣に考える必要があると徐々に認知が広がりつつあります。
まずは貯金、そして投資のための資金を作るために固定費の削減など行動を始めた人も多いはず。

格安SIMに乗換・保険の見直し・サブスクの解約などなどね

もちろんこれらの削減はマストですが、これだけやればオールオッケー、節約はもう十分なんてことはありません。
こんなことは当たり前のレベル、やって初めて普通に辿りつける程度のものです。

これで終わるなんて準備運動だけして大満足してるようなもんか

固定費の削減レベルで満足していては凡人オブ凡人で、さほど大きな資産を築くことはできません。
前に進むには固定費のその先、変動費にも手をつける必要があります。

メジャーを目指すか草野球止まりかの分かれ目

とは言え闇雲に変動費を削っても疲弊するだけなので、効果的な節約対象を見極める必要があります。
でないと行き止まりに向かって全力疾走するハメになりかねません。

変動費は節約効果が永続しないからこそコスパの見極めが絶対必須です。
筋の良い努力をして初めて報われるってことは何も貯金に限った話じゃないので、覚えて起きましょう。

「頑張った分だけ報われる」なんておめでたい勘違い、してる奴いねぇよなぁ?

ではコスパの良い削減対象、逆に言うなら節約の足かせになる費目は何なのか?
固定費も含めれば住居費が圧倒的ですが、変動費ランキングなら圧倒的トップは交際費・人間関係にかかるお金です。

てことで今回のテーマは交際費

このページでわかること

・交際費が家計に与える3つの問題
・交際費を最適化するための対策

交際費の問題点1 金額が高すぎる

最もシンプルなる理由はかかるコストが大きすぎることです。
たくさんお金を垂れ流せば、それだけ蓄財は停滞することになるっていう非常にシンプルな理由。

1軒で3000円とか5000円とか、何軒もハシゴしたら1つの週末だけで1万円以上も吹き飛ぶことになります。
アルコールと寝不足で判断力とか自制心が悲劇的に下がってるので、終電を逃してダラダラ飲み続けてしまうリスクは非常に高いでしょう。

ぼくの場合は月の支出額がだいたい5万円くらいなので、1万円となると月の生活費の20%にもなります。
つまり毎週末に飲み会に行ったらそれだけで、もう他に1円も使えないってことです。

こうやって比べると値段の高さが際立つね

かなり節約しないとあの金額の異常さには気付けないのかも

ちなみに「交際費=飲み会」的なイメージがあると思いますが、冒頭でも書いたとおり人間関係の維持に紐づく出費は全て交際費に該当します。
職場、ママ友、彼氏・彼女、親族とか家族でも関係を延命させるのに必要なお金は全部です。

こういう関係にどんなお金がかかってるかって言えば、お土産、お茶会・ランチ会、デート、プレゼント交換、帰省、ご祝儀、香典、お年玉などなど。
どれもこれもかかるお金はバカにならないですよね?

つまりそれだけ人間関係の維持にはお金がかかるってこと

関わる人間が多いほど倍々で増えてくことになるね…

交際費の問題点2 ゴミすぎる使い道が大半

価格と価値の区別をつけるのはマネリテの基本です。
この2つ、けっこう混同されがちですが、あなたは区別ついてますか?

恋の予感と風邪の悪寒くらい似て非なるもの

何言ってんの

値段が価値に見合ってるとは限らないですし、大半は釣り合ってないので、その見極めをする必要があります。
お値段以上の価値あるものにお金を使ってるとしたら、それは浪費です。

そして今回のテーマである交際費として使う対象が、その金額に見合うほどの価値かって言うとそれはかなり怪しい。
つまり高確率で浪費に該当するってことです。

値段が高い時点で価値が越えるべきハードルはかなり高い

居酒屋で出てくるものなんて、食材を片っ端からフライヤーに突っ込んで油浴させただけ、みたいなものばっか。
安居酒屋はアルコールとオイルを飲みに行くところだと思ってます。

ほぼガソリンスタンドだね

料理に拘りらしきものが見える店もありますが、普通のご飯屋さんなら半額くらいで食べられます。
どちらにせよ価格に釣り合ってるかって言えば超怪しいことに変わりありません。

ていうか釣り合ってない

この点については、「お酒」ってラベルで中身を多い隠した毒薬を飲む趣味がないから余計にそう感じるのかもしれません。
烏龍茶に3000円はさすがに高すぎます。

かといってアルコールなんてお金を貰っても飲みたくないけど

後に残るのは寝不足、肥満、二日酔い、病気の種ってマイナス要素だけだもんね

その他にもあまり価値に見合わないばっかです。

・お土産として謎のプリントクッキー貰うくらいなら10円玉貰う方が嬉しい
・カフェだとコーヒー1杯のお金があればドリップコーヒー2~30杯は飲める
・「デートだから何かしなきゃ」程度で使うにしては1日1万円とかバリ割高
・送別の寄せ書きとか花とか処分に困るし辞めて欲しい

こんなこと思うのはぼくだけですかね?

本気でそれにそんだけのお金を払う価値があると思ってますか?
ただそういうもんって思考停止になって垂れ流してるだけじゃないですか?

ぼく個人的には価値の低いものばっか

みんなも一回フラットに考え直した方がいいかもね

交際費の問題点3 価値をコントロールしにくい

かかるお金が高い上に、そのバカ高いコストに見合うほどの価値がないものばっかです。
そしてさらに悪いことに価値が低いとわかってながら避けられないという問題があります。

この三連コンボでトドメ

何故そんな状況になってしまうかって言えば、史上最強の圧力・人間関係が働くからです。
心ある人なら全員が抗えないものだと思います。

全く意に介さないのは生粋のサイコパスくらいのもんよ

世の中のたいていの人は、生まれてこのかたお金を使う価値なんか考えたことがありません。
高いものは良いもの・お金を使えば何かが得られるっていう貧乏まっしぐらな勘違いをしています。

そしてこのまま灰になるまで一度も考えることもない

何も考えずにお金をただ垂れ流し続けるハッピーボーイズ&ガールズが集団のマジョリティです。
そんな集団の最大公約数で決まった使い道は、値段に見合わないコスパ極悪の選択になること間違いありません。

節約家からしたらぼったくりバーも同然だね

「3000円?やっす」って正気か?って思う

ただし「それって割高じゃない?」なんて言いかけたようもんなら、背筋の凍るような冷たい視線を向けられることになります。
そんな恐怖体験をしたくないので、仕方なく口を噤んでサイレントマイノリティに徹して価値に見合わない愚かな支出を受け入れるしかありません。

君が君らしく生きていく自由はどこいった?

サイレントマジョリティーって節約家の応援歌に聞こえるね

愚か者は自分が愚かって気付いてないから幸せでいられます。
一方で愚かな行いと分かっていながら、その愚かなる街道を突き進まざるを得ないのは悲劇です。地獄です。

心と身体にダイレクトアタック

お金に対して正しい認識してる人だけに見える悪夢だね

交際費のムダをどう削減するか?

自分が使ってる交際費に心の底から大満足なら見直しは必要ありません。
それならけっこう毛だらけですが、冷静に振り返ってそう思える人はかなり少ないでしょう。

少ないってかいないんじゃない?

大満足してる人は何か幻覚を見てるに違いない…

てことで交際費を最適化するためのぼくなりの対策を紹介します。
シンプルに言うと、人を選ぶか人付き合いを辞めるかのどっちかです。

4-1 価値観の合う人とだけ付き合う

人を選ぶとは価値観の合う人との付き合いに限定するってことです。
心の友と書いて心友とだけつるみましょう。

価値観も大きく2つあって、1つがお金の使い道についての価値観。
もう1つがお金そのものについての価値観、要するにマネリテレベルの一致です。

好きなモノが同じ人となら、「そんなもんに金使わなきゃいかんのか…」ってことが少なくなります。
「相手が望んでないかも…」的な気兼ねをせずとも、やりたいことを提案し合ってOKです。

心理的安全性ってやつね

ただいくら好きなものとは言え、金に糸目をつけないってなると話が変わってきます。
推し活に人生捧げるレベルでお金使ってる人など、同じ趣味でも温度感に差がある可能性は高いです。

つまりさっきの「そこまで払う価値があんのか?」についても考える頭はあって欲しいところ。
とは言えここまで一致させるのはかなり無茶な要求かもしれません。

ただこの時もお金の偏差値が釣り合ってれば、「それは興味ないから止めておく」「そこまでは出せんわ」って断りもお互いに理解できます。
なので、お金との向き合い方・考え方のベースができてる人なら、使い道が一致しなくても心配はありません。

4-2 人との付き合いを諦める

もう1つの戦略は潔く人付き合いの維持そのものを諦めてしまう方向性です。
同調圧力のとこでも触れたとおり、世の大半の人はマネーリテラシーが絶望的なので、かなり過酷なチャレンジになります。

その方針を取ってるぼくは、休日をほとんどソロ活で楽しんでます。
1人になれば誰に気兼ねすることもなく、純度100%自分の価値観に従って好きなものに適正と考える範囲でお金が使えます。

お金を使った結果、満足度がそれほど高くないとしたら、使い道が自分に合ってないか段取りやスケジュールなどの準備不足かのいずれかです。
まあ、いずれにしても自分のせいですね。

集団でお金を使うと、この何が悪かったのか責任の所在がうやむやになりがちです。
みんな何となくモヤモヤしてるけど、「まあえっか」ってなってしまいます。

そうして何度も同じ過ちを繰り返す

同じことを繰り返しながら違う結果を望むことを狂気と呼ぶんだぜ

まとめ

結局いちばんお金を失うのは交際費って話でした。

かかるお金が非常に高い上に、それに見合うほどの価値もないってダブルパンチ。
そしてそのことが分かってながら、人間関係・同調圧力によって抗えないって悲劇です。

世はまさに出る杭はバチボコ叩かれ時代だもんね

集団の愚かな決断に同調するしかない

交際費を適正に使いたいなら、友達選びを頑張るか友達付き合いを捨てるのどっちかです。
使い道やお金に関して同じ価値観を持つ人とならムダなお金を使わずに済みます。

そもそもホントの友達ならバカ高いお茶とか工業生産アルコールをお供にする必要なんてないってのが持論です。
媒介となる何か(言い訳)が必要な時点で、所詮はその程度の仲なんですよね。

こんなん要らなくね?って正直に言えない世の中じゃ

ポイズン

そういう人を探すのはかなり大変だし、その苦労をしたくないなら最後の手段はソロ活です。
快適に時間とお金を使えるので、思ってる以上に楽しめますよ。

1人が怖いウサギちゃんにとってソロ活はちょいとハードかもしれません。
その気持ちもわかんなくはないですが、群れてないと恥ずかしいが許されるのは中学生までです。

それ以上の年齢だとむしろ群れたがってる方が恥ずかしい

また別角度でジム・ローンの名言「あなたの周りの5人の平均があなた」についても考える必要があります。
日本で馴染みのある表現で言うなら「類は友を呼ぶ」ってやつですね。

群れてる集団が自分の目指す理想像なら何の問題も無いですが、たぶんそんなことは無いでしょう。(失礼)
理想の集団に属すまで行かないまでも、理想的じゃない集団から悪影響を受けないように離れる対策は必要だと思います。

自分の価値観に見合わないお金の使い方を続けてるうちに、気付いたらその価値観に毒されてることもままあります。
そうやって正常な判断力とお金を失ってしまわないように、付き合う人間とそれにかけるコストは見直して生きましょう。
てなとこで