筋トレの6つのデメリット【意外と多い】|正しく対策すれば大丈夫

筋トレのメリットが多岐にわたることは別のページで解説したとおりで、非常に恩恵が大きいものです。
しかしそんな万能そうな筋トレにもデメリットがあります。
筋トレの目標はどこまでも上がっていくものです。
そんな筋トレにハマり過ぎないというのは難しいですが、注意が必要です。
ただ正しい知識を身に付け、適切に対処すれば解決できないデメリットではありません。
・筋トレもやみくもにやるのは危険
・筋トレによって起きる問題とその対策
・筋トレをする人が自覚すべきこと
筋トレの精神面のデメリット
精神面のメリットが強調される筋トレですが、実はデメリットもあります。
強迫観念
精神面の問題は、筋肉の発達に伴って筋トレの強迫観念が強くなることです。
せっかくつけた筋肉が落ちてしまうのを恐れるあまり、トレーニング頻度や強度を上げ続けてしまうというもの。
またカロリー不足への恐れも強くなり、食事の摂取についても同様の強迫観念に駆られやすくなります。
筋肉が発達している人ほど繊細で、神経症的な傾向が強くなるという研究も存在します。

神経症傾向が強いほど鬱とかになりやすいよ
この結果にはこうしたトレーニー特有の強迫観念が影響している可能性が。
対策
対策のためには筋肉が簡単には落ちないということを知ることが大切です。
むしろ高頻度・過剰に高強度なトレーニングはオーバーワークに繋がり、筋肥大の効率を落としてしまいます。
筋肉が落ち始めるまでにかかる時間や適切なトレーニング頻度についてはこちらのページを参考にしてください。
筋トレの身体面のデメリット
筋トレやプロテインの摂取によって身体面に起きる問題は根拠のあるものから迷信まで様々です。
それらについての検証と対策を全て紹介していると長くなってしまうので、概要をさらいます。
詳細は個別のページを参考にしてください。
肝機能の低下
筋トレを始めてから、肝機能の数値に異常が見られるようになる人がいます。
タンパク質から生じるアンモニアの解毒作用を担うのが肝臓なので、多量のタンパク質を含むプロテインが原因であるという説が一般的です。
しかしプロテインの摂取の仕方に気を付ければそこまで大きな負担にはなりません。
またプロテインではなくトレーニングに起因するものという可能性もあるので、健康診断の数値の見方にも注意が必要です。
プロテインの摂取方法や筋トレと肝臓の関係についてははこちらのページを参考にしてください。
尿酸値の上昇
尿酸値と聞くとアルコールや魚卵などのぜいたく品の摂取が原因というイメージがありますが、プロテインもその一因であるとする説があります。
じっさい本格的に筋トレをしている人に尿酸値が高い人はけっこう多くいます。
ただタンパク質の尿酸値への影響は限定的で、主に牛乳を原料とするプロテインは影響しないことが研究で分かっています。
トレーニーの尿酸値が高いのは筋トレそのものの影響で、根治には筋トレを辞めるしかありません。
それが選択肢にない以上、対症療法で抑えるしかありません。
尿酸値対策について詳細はこちらのページを参考にしてください。
腎機能の低下
腎機能の低下についても同じくプロテインが原因になるとする説があります。
これについてはそもそも腎機能を健康診断で正確に計測できているのかという問題もありハッキリとしたことは言えません。
ただ腎機能は尿酸値の影響を受けるので、筋トレが間接的に腎機能に影響する可能性はあります。
腎機能の詳細についてはこちらのページをご覧ください。
健康診断の落とし穴についても解説してます。
免疫力の低下
筋トレのようなハードな運動はストレスが大きくかかるので、通称ストレスホルモンのコルチゾールが多量に分泌されます。
これ自体はストレスから身体を保護する目的があるので良いことですが、一時的に免疫力を低下させるという副作用が問題です。
筋トレを習慣化すると一般人よりも免疫力が高くなりますが、トレーニング直後だけは普通よりも低くなってしまいます。
ここで栄養の補給や休息を疎かにすると途端に身体に不調が出ることに…。
肌荒れなどの小さな不調がちょっとした睡眠不足が原因で簡単に発生するようになったりもします。
ケアさえすれば問題はないですが、注意が必要です。
その対策はほぼトレーニー全員が摂取しているグルタミン。
ハードな筋トレには必須のサプリメントです。
カプセルタイプは持ち運びに便利です。
余談:服が着られなくなる
深刻な問題でもないですが、衣類を自力で着られないレベルになるとさすがに不便なので気を付けましょう。
ぼくはここまで深刻ではないですが、吊るしのスーツは着られなくなってしまいました。
肩幅や胸囲が大きくなった一方でウエストが細いので、肩に合わせるとウエストがブカブカで不格好になります。
言わずもがなウエストに合わせると肩が入らないのでオーダースーツ1択です。

ボタンとかシルエットに拘れるし結果的に良かったかな
コストはかかりますが、身体にフィットするので普通体型の人にもオススメです。
話がそれましたが、背中がかけないとか靴下が履けないとか、度が過ぎると生活に支障もあるので気を付けましょう。
問題のレベルは筋トレの強度による
筋トレは非常にハードな運動なので効果が高いですが、過剰になればそれだけ副作用も強く現れます。
摂り方次第では毒にも薬にもなる効き目の強い薬ということです。
ボディビルダーほどまではいかなくても、傍から見て筋トレしてると分かるレベルの場合は多少問題が起きてきます。
常識的なレベルで抑えるか、対策をしながらさらなる高みを目指すか。
自分の健康面などと相談しながらレベルを決めていくことが肝心です。
まとめ
メリットの多い筋トレですが、デメリットもあることを解説しました。
精神面・身体面ともにそれなりの問題が起きる可能性をはらんでおり、対策をしないと問題が大きくなるリスクもあります。
しかし逆に言えば対策さえすればほとんどは解消できるということです。
ハードな筋トレや大きな筋肉を維持することは「普通」ではないということを肝に銘じ、正しい対策を知っておくことが重要。
それさえ守れば筋トレはメリットだらけの魅力的なワークアウトになります。
てなとこで。
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